表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
実験体戦記~EVIL FIGHT~  作者: Painwind
実験体戦記~実験体ロワイヤル編~
27/55

第26話 休戦

コロシアムはここまでの戦いで次の戦いを直ぐに行えず一時休戦で床の復旧が関係者で行われている。


山畑(ヤマバタ)『只今、床の修復作業を関係者で早急に行っておりますので暫くお待ち下さい。』


そう山畑(ヤマバタ)からアナウンスがされた。


観客は出入口が崩されている為に会場に留まるしかない。



そして負傷した者含め選手は各控え室にて待機や処置を受ける事になった。


試合で戦死は関係者によって回収された。

中に残った決闘因子を抜き取る為だ。



そして、その頃



Aブロック 1回戦でかなりの重症を負った下原(モトハラ)西丸(ニシマル)達によって緊急手術が行われていた。

かなりの損傷であっても実験体なので修復は可能。


西丸(ニシマル)『これは結構派手にやられたねぇ...まぁ決闘因子は無事だったから私にとっては安心安心!!』



不気味に笑いながら西丸(ニシマル)は手を動かしている。



そして西丸(ニシマル)はそっと何かを下原(モトハラ)の決闘因子と調合した。



西丸(ニシマル)『これでコイツ(モトハラ)の体はどうなるか楽しみだねぇ!! 更なる興奮を私に見せてくれよぉお!!』



決闘因子を調合するのは関係者間では禁止事項であり、西丸(ニシマル)はそれを知っておりながら下原(モトハラ)にそれを施したのだ。



西丸(ニシマル)『どうなろうが勝って決闘因子を私に渡せばいいんだよ!! ムフフフフッ...』



流石の防護服の護衛達もその狂喜の顔に唾を飲み込んだ。



そして西丸(ニシマル)は暫く手を動かすと



西丸(ニシマル)『さてと...こんなもんかな!! 後は目が覚めてからのお楽しみだ!!』


そう言うと実験室からゆっくりと下原(モトハラ)を眺めてから出て行った。





それから数時間が経ち、下原(モトハラ)は何かの異変と同時に目覚めた。


突然の嘔吐、全身が破裂しそうな激痛、自分の知らない誰かの記憶の一片が駆け回る。


ただのたうち回る様に下原(モトハラ)は悶絶。


自分の身に何が起こっているのかなど考える余裕もない程に胸が苦しく、今にも死んでしまうのではないかと感じらる程に...



そして下原(モトハラ)は白目を剥き、意識が失くなった。




そして場所は変わり平頭(ビョウトウ)は敗退した為、控え室にて暴れない様に拘束されていた。


またこのまま死を待つだけになってしまったが東谷(トウヤ)に助けられた命と死んでいった者の償いとして無言のままそれに抗う事なく沈黙し続ける。


控え室では試合中継は見る事は許されているが他の試合に興味はない。

ただ東谷(トウヤ)の試合だけはこの目に焼き付けて置きたい。


この自分を倒し助けた救世主の試合だけはこの目で...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ