表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
実験体戦記~EVIL FIGHT~  作者: Painwind
実験体戦記~実験体ロワイヤル編~
13/55

第12話 ずっと一緒

下原(モトハラ)はまさかの人形兵(ドールズクリーガー)に向けて一直線に走って行った。


人形『!? 自ら自滅いに行くつもりかキサマ!?』


人形は驚いている。


下原(モトハラ)は人形兵の近くまで来た。


人形兵(ドールズクリーガー)下原(モトハラ)目掛け右腕を叩き付ける様に振り下ろした。


『ブゥン!!』


凄まじい勢いで下原(モトハラ)を叩き付け様とした時、下原(モトハラ)はそれを狙ったかの様に前屈みになった人形兵(ドールズクリーガー)の頭上に飛び上がり背中を踏み台にした。


空中で樋尻(ヒジリ)を見た。


下原(モトハラ)『がら空きだ!!』


そして樋尻(ヒジリ)を目掛け右腕を向けた。


下原(モトハラ)(チャージ)め...!!』


右腕に力が入る。


人形『無駄だってさっきも言っただろ!? 身代人形(ドールズサクリファイス)!!』


樋尻(ヒジリ)を庇うように人形が盾となる。

人形は笑っている。


しかし下原(モトハラ)も笑っていた。


下原(モトハラ)『止め撃ち!!』



※止め撃ちとはパチンコにおいてアタッカーに打ち込む際にタイミングをズラす打ち方でありパチンコをする人は大抵の人がこれを行う。


下原(モトハラ)は痛む体を捻り身代人形(ドールズサクリファイス)の発動とタイミングをズラし、樋尻(ヒジリ)の左側にから銀玉を撃ち込んだ!!


狙うのは樋尻(ヒジリ)でも人形でもなく樋尻(ヒジリ)の左手に持っている本!!


『ドォーーン!!』


凄まじい勢いの銀玉は本を粉々にし地面にめり込んだ。


人形『!! 何て事を...!?』


人形は憎悪に満ちた顔で下原(モトハラ)を睨み付けた。


下原(モトハラ)『何て言ってるかわかんねぇ!?』


下原(モトハラ)は人形をおちょくるかの様に舌を出して耳に詰めていたパチンコ玉を取って捨てた。


人形『キサマぁあ!! まさか"無音(シャットアウト)"までも防いでいたのかぁあ!?』


下原(モトハラ)な更にニッって顔をして人形を見た。


下原(モトハラ)が本を破壊した事で樋尻(ヒジリ)人形館(ドールミュージアム)が消滅して行く。

それと同時に人形兵(ドールズクリーガー)も唸り声を上げながら闇深く吸い込まれて消滅した。


本は人形と樋尻(ヒジリ)を繋いでいた禁書であり人形の術はこの本を経由して樋尻(ヒジリ)が使用していたのだ。


人形『どいつもこいつもオレをコケにしやがってぇえ!!』


人形は樋尻(ヒジリ)を見て話し出した。


人形『オレはもともとコイツ(ヒジリ)の子供の頃に遊んでいた玩具だった。 一緒に色々な所に行くのにも常に一緒だった。 だが月日は残酷なものだ...コイツ(ヒジリ)はオレを忘れ捨てやがった!! コイツ(ヒジリ)が小学生に上がった頃皆からいつまでも人形を持ってるなんて気持ち悪いって言われた!! たったそんな一言でオレとコイツ(ヒジリ)の関係は終わりを迎えた!! それからオレは暗い闇の中何年も何年もコイツ(ヒジリ)に復讐する時を待っていた。

そんな時だオレは変なおっさんに拾われ色々な実験に使われ決闘因子に自ら進んでなってやったよ!! そしてコイツ(ヒジリ)を洗脳してこの大会に参加した訳よ!!

だからコイツ(ヒジリ)はまだ人間のままなんだよ!!お前と違ってな!!



...まぁ、お前には捨てられたオレ達人形の気持ち何て分かんねぇだろうがなぁあ!!』



下原(モトハラ)は人形をずっと見つめている。




下原(モトハラ)『あぁ...全然わかんねぇなぁ!! 復讐だの洗脳だの自分勝手な事言うのも大概にしとけや!! 誰だってしたくなくてもついやっちまう事ぐらいあるだろ!? それを許せるか許せないかでこれからの人生は分岐する。 

お前はその分岐地点をミスったんだよ!! 許せる心があったらお前はコイツ(ヒジリ)を洗脳なんてしなくてもまた一緒にいれたハズだ!!』



人形はブルブルと怒りに震えている。


人形『だまれぇえ!! オレを怒らせた事後悔させてやるからな!!』


そう言うと人形は変な呪文を唱え始めた。




呪文を暫く言った後


人形『コイツ(ヒジリ)はもう人間じゃなくなる!! オレと一心同体にこれからなるんだ!!』



そう言うと人形は樋尻(ヒジリ)の胸を切り裂いた。

辺りにはかなりの量の血しぶきが撒き散る。


そして臓器剥き出しの樋尻(ヒジリ)の中にめり込むように人形は潜り込んだ。



人形『決闘因子結合(ずっといっしょだ)



すると樋尻(ヒジリ)はバタバタとのたうち回り動かなくなった。


下原(モトハラ)『おぇーっ...!!』


下原(モトハラ)は余りのグロさに嘔吐した。



暫くするとムクッとゾンビの様に樋尻(ヒジリ)はゆっくりと起き上がった。



しかしそこにいるのはもう、さっきまでの樋尻(ヒジリ)ではなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ