プロローグ
プロローグは、物語において必須である。
登場人物紹介も必須である。
私はその二つをここに示す
プロローグ
俺は引きこもりだ
俺は、梢優斗。引きこもりさ。…ただのヒキニートオタクと言うやつだ。
といっても学校は行く。勉強もできる。優等生でオタクという悲しい男だと自覚している。俺は異世界に憧れた。異世界に行きたい。勝ちたい。強くなりたい。
俺はなろう系が大好きだった。自分もなろう系の主人公になりたかった。
神様はそれを叶えてくれるのだろうか。
いや、叶えてくれる。
それは今日証明された
俺は好きなアニメの同人誌が大量に入った袋を提げ、BOOC・OFF(大規模中古本屋)から出る。外はまだ明るい。俺は夕焼けに照らされながら家路をたどっていた。周りから退かれながらも、俺はキワドイ視線を無視し、暗い家路を辿り続けた
そんな時、目の前で閃光が瞬いた。
一瞬の、できごとで、俺は何が何だかわからなくなった。正常な思考ができない。俺は何処にいるんだ?
その閃光は、何分も続いた。待てど待てど閃光は消えなかった。
十分程度経っただろうか。閃光は消え去ってくれていた。
しかし、閃光が消え去った俺の視界に映ったのは、
「…え?」
いつも通っている暗い道ではなく、繁盛している商店街だった。
読了感謝
一話に御期待を