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初めての事!

さーて!

やっと大魔王の話が終わった。とりあえず武器屋とスキル屋に行かないと!


ミズはスキル屋と武器屋に行く事にする。

移動時間が短く、見た目という重要な部分を変えられるので、先に武器屋に行く事にする。

(これでも一応、私は女だからね。

装備も可愛いのにしないと!)

武器屋への移動にはそんなに時間はかからなかった。だいたい5分程度で着いた。

武器屋のお姉さんはやはり、NPCではなく1人のユーザーであった。


「あのー、武器と防具を買いに来たのですがどんなのがあります?」


ミズが聞くと、武器屋のお姉さんは「武器は売ってありますが防具は別の所でしか売っていません」と言うので、まずは武器だけを買う事にする。

大魔王にならないといけないので早くレベルアップしないといけない。

そのためには、できるだけ攻撃力が高い武器にしないと行けない。そもそも武器に攻撃力だけしかないのか。武器に応じて耐久力や熟練度などあるかもしれない。

そんな事を考えながら武器の一覧を見るが、明らかのレベルの低い武器しかない。

例えば


木剣

レベル2

攻撃力 20

他要素なし


鉄剣

レベル5

攻撃力 50

他要素なし


など、とにかくめちゃくちゃ雑魚い。

下の方にスクロールしても無駄に弱い武器が山ほどある。

そんな中にも、レベルが少し高く、使えそうな武器が2つあった。


焔剣(バキソード)

レベル20

攻撃力 200

他要素

クリティカル可能、魔法一部可能、炎耐性


凍剣(ファブルソード)

レベル20

攻撃力 200

他要素

クリティカル可能、魔法一部可能、氷耐性


2つともまぁまぁ強そうなので迷ったが、ミズは昔から水色が好きだったので、凍剣(ファブルソード)を買う事にした。

武器の配色は全体が水色であり、持ち手の部分は黒である。

ちなみに現在の所持金は15000ゴールドあり、

この剣を買うには2000ゴールドいる。

レベル60のスライムを倒したおかげでかなりゴールドが手に入った。

こうして武器を買うとミズはすぐに真横にある防具屋に移動し、男のユーザーに話しかける。

防具も同じで基本は弱いものばかりだが、下の方に少し強そうな防具が2個あった。


炎焰鎧(ボルスボロアーム)

レベル25

HP 2500

防御力 250

他要素

敵物理攻撃のヒット確率ダウン

敵魔法攻撃のヒット確率ダウン

炎耐性、素早さ通常


凍瑞鎧(コルフィアアーム)

レベル25

HP 2500

防御力 250

他要素

敵の物理攻撃のヒット確率ダウン

敵の魔法攻撃のヒット確率ダウン

氷耐性、素早さ通常


防具の属性は武器と同じであった。多分だが武器と防具の同時購入がお決まりのパターンなのだろうと思い、ミズは自身の好きな水色の防具「凍瑞鎧(コルフィアアーム)」を5000ゴールドで買う事にする。

もちろん色は水色に少し黒などを足したかなり可愛い防具だ。

中々高い買い物ではあるが今後の攻略を進めるためには仕方の無い事である。

武器と防具を購入したミズは、最後にスキル屋に移動する。

スキル屋では自分が使える基本的なスキルや物理的なスキルだけではなく、誤魔化しや透明化や瞬時移動などの非物理的スキルも売っているのである。



スキルを購入するゲームは今までもなかったなぁー

そもそもこのゲーム、ステータスがシンプルすぎてびっくりしたよ。

まぁ覚えやすいからいいけど……


文句か褒め言葉か分からないがひたすら心の中で話すミズはその間にもスキル屋に移動し、女のユーザーに話しかけスキルを見る。

スキルはだいたい1個2000ゴールドと今の所持金では結構お高いものである。

しかもこのスキルは全て下位のスキルであり、他に中位と上位と稀位などがあるらしい。

ほぼ全てがいいスキルだったが所持金の事を考え、スキルを2個だけ買う事にする。

1つ目は、言語能力

2つ目は、経験値獲得率アップ1

言語能力に関しては自分でもよくわからない所はあるが、このスキルがあるという事は言語が違うエリアもあるということなので、後々絶対に必要となる。

もう1つの経験値獲得率アップ1は、普通に経験値が一定の確率で倍貰えるということで、レベルは1だがないよりある方がいいと思ったので買った。

これで武器と防具、そしてスキルも揃ったので今日はとりあえず寝る事にしよう。

明日は土曜日なので朝からバンバンやって明日の夜にはレベル100を目指す事にする。



このゲームやっぱり面白いなぁ

そういやー装備買っただけでまだ着てないや……

まぁ、もう眠いし明日の朝に装着して見よ!

可愛いといいなぁー


そうしてミズはゲームをやめ、寝る事にするのである。

だが、このゲームの恐ろしさを知るのはこれからだということを、まだミズは知らなかったのである。

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