表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

歴史・偉人ネタ

信長、オタ芸をする: 人間(じんかん)五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり  一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

作者:

 織田信長のエビソードの節々で出てくる


「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」


 初見だと、へー当時人間は50年で死んでたのか、みたいに思う(俺)のはあるあるネタ。

 実は平家物語の「敦盛」の章、のミュージカル(幸若舞)の一シーン、がコレである。


 オタなら誰しも、そらで言えるシーンの一つや二つあると思う。

 織田家(会社)の存続がかかった桶狭間前の評定(重役会議)、の最中に、突如名シーンの真似(

オタ芸)を始める信長(社長)。フリ付き。


 織田信長のエビソードの節々で出てくる


「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」


 初見だと、へー当時人間は50年で死んでたのか、みたいに思う(俺)のはあるあるネタ。

 人間にんげんではなく人間じんかんと読み、人間界のことを指すらしい。


人間(人界)の五十年は、下天(天界)の一日に過ぎない。夢幻(ゆめまぼろし)のようなものだ。

 生まれても、いずれ死んでしまう」


 これは平家物語の一節だ。


 平家物語の冒頭、

”祗園精舎の鐘の声、

 諸行無常の響きあり。

 娑羅双樹の花の色、

 盛者必衰の理をあら()す。

 おごれる人も久しからず、

 唯春の夜の夢のごとし。

 たけき者も遂にはほろびぬ、

 偏に風の前の塵に同じ。”


 夢幻の如くなり → 唯春の夜の夢のごとし

 滅せぬもののあるべきか → たけき者も遂にはほろびぬ


 のように、人間のはかなさ、諸行無常をうたっている。


 その平家物語、の「敦盛」の章、のミュージカル(幸若舞)、の一シーン、がコレである。

「敦盛」は演劇()ミュージカル(幸若舞)へとマルチメディア展開している。



 オタなら誰しも、そらで言えるシーンの一つや二つあると思う。


”認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちというものを”


”奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。”


”その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。”


”ハハハ!見ろ、人がゴミのようだ!”


”あきらめたらそこで試合終了だよ”


”御身に捧ぐは我が心 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん 痛みを癒す力を 目標に進み続ける力を 悪意を撥ね退ける力を 苦難に耐える力を 我が愛する者達へ”


 言えても使いどころが難しい。一人でつぶやくくらいか。



 でも信長(うつけ)なら恥ずかしくない。

 織田家(会社)の存続がかかった桶狭間前の(重要な)評定(重役会議)、の最中に、突如、名シーンの真似(オタ芸)を始める信長(社長)。フリ付き。


「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」


 そう考えると笑えてきませんか。


挿絵(By みてみん)

重要文化財 紙本著色織田信長像〈狩野元秀〉

安土桃山時代 豊田市美術館

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=oncollect?v=1&tid=UA-151868525-1他の作品

(私の作品では)評価項目の元の意味は無視していい(しなくてももいい)。
「文章」「物語」(エッセイの物語度って?)とかコムズカシーこと考えず、
「面白さ度」「共感度」「ノウハウ実用度」「へー知らんかった度」
とか好きに解釈して、2-10評価で入れるだけ。
段階評価が面倒なら、「いいね」5:5、「つまんね」ブラウザバック、とかもよし。
ブックマーク/評価/感想に対する私のスタンス

コレに入れなくても場所は知っといて
なろうの小説は無料だけどタダじゃない 。
【更新停止】を避けるために、読者ができること


評価・感想・レビュー方法
↓↓↓場所↓↓↓

こんなツール開発中。作者の自己分析や読者のスコップに。
なろう作者・作品分析(β)
455681.svg

↓↓↓
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ