幕間1
今回遅かった上に短いです。ほんとーに申し訳ない。
深い、遠い、最果ての地で、“それ”は一人、星を見上げ、呟く。
「あれがついに動いたか。直接光を投入するとは。些か遅いが、これである程度、闇は祓われることだろう」
“それ”がそう言ったとたん、まるで待っていたかのように光がふよふよと漂ってくる。
“それ”は、指を曲げて光をまるでダンスに誘うかのように導いていき、光をすぐそばにあった海へと送り出す。
光は海へと潜り、消えた。そして星がひとつ、“それ”の頭上に増えた。
そして、“それ”はまたしても呟く。
「光よ。今はまだ無垢であれ。ただ、いずれ汝は知ることになるだろう。人の愚かさを、醜さを、な。
嗚呼、我は待っているぞ。我の元に来る光が少なくなり、天上の星が減り、世界に光が指すことを」
フフフ……ははは……
“それ”が笑う、嗤う、笑う……―――――
“それ”は悪魔。聖なる者の敵。
しかして真実は表裏一体。
神は下界へ癒されし魂を送り、悪魔は天界へと傷つきし魂を導く。
それは悪魔。
悪魔ガミュギュン。
死者と関わる悪魔――――――
前書きでも書きましたが遅くなってしまい申し訳ございませんでした。かなり忙しかったんです…
まだもうちょっと忙しいのは続きそうですすみません。お詫び……にはならないでしょうが、前話の後半部分が気に入らなかったので修正しました。内容自体はさほど変わっておりませんが確認していただけると幸いです。ではでは。