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良かった。久しぶりになったけど、ちゃんと成功したみたい。けどもう限界かもしれない。



目が覚めても一人の少女がベッドに寝転がっている。年頃の女の子の部屋であるとは思えない。ただ一つ、ベッド付近に、数年前に撮ったであろう写真が写真立ての中に入り飾られているのみであった。その他は必要最低限の家具しか置かれていなかった。


写真に写るのは、二人の小さな女の子。写っているのは、少女とは別の少女、つまり他人であった。



身体が重く、何もやる気になれない。しかし、せめて、せめて2人の姿を見たい。そう考え動きにくい腕を必死に動かし写真立てを掴む。



「私はこんなことくらいしか出来ないけど……頑張ってね。」

少女は写真立てを胸元で抱きしめ再び眠りについた。



写真に写る二人の少女は、満面の笑みを見せていた。

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