十四話 守人
長老の話を聞き終え、夕方ハルの家に行ったが、こんな時間に迷惑だと追い返された。まあ当然なのかもしれない。仕方が無いので、シギのもとへ向かった。
「よう。」
「またおまえか。暇人め。ここはよそ者が来るようなとこじゃない。」
彼にはフレンドリーに接しようと決めていた。
「そう言うなよ。まあリラックスしろよな。」
彼は疑り深いようで、門番にはぴったりなのだろうが、なぜ一日中居るのだろう。
「ところでおまえさ、なんでいつもここに居るの?」
一瞬彼に動揺が見えた。だがすぐに隠す。
「いつもな訳無いだろ、交代制だよ。」
「いつ交代するんだ?一週間か?一年か?それとも死んだらか?」
この男、毎日ここに居るように思える。村の中で、何か重要なポジションにいることは間違いないだろう。この祠も重要施設だろうから。
「なぜおまえにそんなこと教える必要がある?ここで働きたいとでも言うのか?」
「そりゃあ見当違いも良いとこだぜシギ。俺はこの村で研究がしたいだけだ。」
といっても、この村に止まっていれば大した研究はできないだろうけど。
「じゃあなんで聞いた?」
「ところでおまえハルのこと好きだろ?」
突然聞いてやった。昨日のハルへの態度を見てそうなんじゃないかと思っただけだ。別に興味なんて無かったが、話を逸らしたかった。変に勘ぐってると誤解されるのも面倒だからだ。
「ばっ、バカ!そんなこと軽々しく言うんじゃない!」
「あれれ?今度は動揺隠せてませんなぁ?お!?お!?」
やはり好きだったのか?興味は無いが煽ってやった。殴られた。
「痛いじゃないか。」
「うるせぇ!ボケ!さっさと帰れ!」
おや、怒らせてしまったようだ。彼が落ち着くまでここに近づくのはやめておこう。
今日はいろいろな話を聞けたが、なんだか一日無駄にしたような気がする。
主人公のキャラぶれてきた気がする。いや、そもそもキャラなんて無かった。だんだん冬眠関係無くなってくる。




