祐華の下克上
※若干性的部分有。
この女は私の居場所でもある家庭を簡単に壊すつもりだ...真島家の財産を奪い取ってまで...。許さない...。
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない...。
いいや、この女は許してはいけない人間だ。かと言っていつまた父に近づくかもワカラナイ。
ならいっそ、この女が居ない世界を私が創ってあげればいいんだ...。
この女を愛す父はもう狂ってる。この女のどこがいいんだ。
...顔?それとも鎖骨?胸?括れ?ムチムチした太もも?細い足首?
それとも性格?優しさ?美しさ?
...そんなモノ、この女は一つも持っていない筈。この女が持っているのはケガレだけなのに。
らのかの中では自問自答が脳内の中をぐるりぐるり、と回っていた。だがその行動はすぐ終わった。
ある行動が脳内の中で思いついたのだ。
そう、「完全犯罪」。
至ってその答えにたどり着くまでには本当は簡単だった。ただただ、裏の世界のヒトなのだ。
詐欺行為をしただけでもう裏の世界の住人である。
それにこの女は基本的学生時代はしょっちゅう転校を繰り返していた、とこの女は噂されていたのを、少女は知っていた。
「好き嫌い」が激しく、人と接触するのを拒む。授業にはいつも出ず、保健室登校を毎日の様にしていた。
そのせいか、彼女を知っている人間は極めて少ない筈。恋人も少ないと聞いた。
まぁ、元恋人は被害者の身だ。新聞にも大きく出ていた。
「...ねぇ、この部屋ってさぁ...お前一人しか知らないんだったよなぁ?」
突然祐華が彼女に向けて話す。
「そっ...そうだったらどうするつもり...?」
祐華の手元には「携帯」。どうして...持っているの...?
疑問の眼になっていたらのかの眼は、すぐ祐華に気づかれてしまった。
「あっらー?やっぱケータイの事気にしてたんだァ?まぁ、あんたが壊した方はサブだったからよかったけどね?」
なんだその自慢する目は...と言う感じに祐華を睨む。
「で、父にでも連絡するつもり?」
呆れた顔でらのかは平坦と祐華に疑問をぶつける。
「あぁー、大丈夫。もう連絡はしたの。」
「何の連絡?」
連続する彼女たちの会話。
「やっぱお前は天然だわー。まぁ、簡単に言えば【強姦】の準備って処ー?」
強姦...?ごう...か...ん?強姦って...「 レ イ プ 」するって事?
「そ、あんたの眼が言ってる通りのコタエ。レイプよ、レイプ!!
中学生のあんたぐらいには勿論分かるわよねェ...?」
なんで、私が強姦なんてされなくちゃイケナイノ?
だけどまずは逃げるのを優先させよう。
急いで立ち上がり、この廃墟から出ようとしたらのかだが、
ドアを開けると顔から見ても「ヤる」って言う顔で立ちかまえる不良たち。
「...!!」
らのかは言葉を失った。
早い、早すぎる――――――――。
いつ連絡したのか分からないのに。真島家は人に見つけにくいところなのに。
どうし...て...?
「おまえがらのかチャン?おやおやぁー?随分カワイイ顔してるんじゃない?」
不良の一人が前に出てきてらのかの顎を掴む。
「 さ ぁ 、 下 剋 上 の 始 ま り よ ? 真 島 ら の か ?」
らのかは襲い来る魔の手に飲み込まれた。