↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界折り紙物語  作者: Chieko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
81/81

第七十話 トントン、チョロチョロ、パッパッパ

ふふ~ん

ふふ~ん


今日、お米が届くんだよね~

お昼過ぎに届くっていってたから、そろそろ~


いつもは長い台所までの廊下が、楽しみでしかない!


届いてるかなぁ~

まだかなぁ~

届いてるといいなぁ~


お米だよ~

おむすびにするんだぁ~

ひとまず、塩むすびかなぁ~


そういえば、のりってあるのかなぁ?

これは難しいよなぁ~

のりあるって聞いても、名前違ってたらねぇ

絵に描いても、黒い四角だもんなぁ~


まぁ、今日はお米よ、お米!


「ロイ~~~~、ココきた?」


「チョコ様、届いてますよ。

 これをどうするんですか?」


あぁ~、やっぱり籾つきだ。


ん~

どうしょうかなぁ~


中学の時に入ってた郷土研究部で、いろいろ農機具集めたんだよね~

開拓民の人たちのお話もいっぱい聞いたし・・・

一応、6年だけだけど、農家の嫁もやったことあるんだけど・・・


でもなぁ~

機具なしで、籾すりかぁ~


ん~~~~~~~~~


やっぱり、あれだよね


「ロイ、木の器と太い棒が欲しいの」


「これでいいですか?」


「ありがとう」


器に、籾入れて、棒で突く

トントン、トントン、トントン、トントン


お米になぁ~れ、おいしくなぁ~れ

トントン、トントン、トントン、トントン


まだまだだぁ~

道のりはながいなぁ~


「チョコ様、もしかして、この殻を外したいんですか?」


コクン


「俺がやりますよ」


おぉ~、そうだよね~

ロイに任せたらすぐだ!


ロイを筆頭に料理人さんたちが、みんなで籾を突いてくれた

頑張ってくれたよね~


籾が外れてきたら、風の魔術で、籾だけ飛ばしてくれた

便利~


「今度はね、ビンとビンに入る棒が欲しい」


ビンに籾がとれた玄米を入れて、棒で突く

これも、ロイにお任せ!


ひとビンだけでいいから、他の人たちにはお夕飯の準備に行ってもらった


トントン、トントン、トントン、トントン

五分つきくらいかなぁ・・・

もうちょっと!


トントン、トントン、トントン、トントン

白米・・・とはいえないけど

七分つきくらいになった?


ん~


今日は、これでいこう!


「ありがとう、ご飯炊こう!」


「ごはん、ですか?」


コクン


お米をビンから出して

ボールみたいな器に入れて、洗って

お鍋に入れて、お米の上に手を置いて

手首の凸ってなってるとこまでお水を入れる


で、念のため、1時間お休み~


なにしようかなぁ~


お魚焼いておく?

お芋、煮ておくのもいいかもなぁ~

卵焼き?


ふふ~ん

ふふ~ん


「ロイ~、お魚と~、卵と~、お芋、欲しい~」


「おっ、なに作るんですか?」


「んっと、お魚は塩焼きにして、卵焼きと~

 あっ、お肉もあるなら、タマネとお芋と一緒に煮たい~」


「わかりました、魚はこっちで焼きますね。

 卵焼きは、どうしますか?」


「ん~、ロイの方が上手だから、お願い~」


「了解です、じゃあ、芋とタマネと肉を用意しますね。」


「あっ、ニンも欲しいかも~」


ふふっ、なんちゃって肉じゃが作っちゃおうっと!


・・・・


卵焼きとお魚は焼いてもらったし

なんちゃって肉じゃがもできた


そろそろ、一時間たったから、お米を炊いていこう!


始めちょろちょろ、なかパッパ、赤子泣いても蓋とるな・・・っと


いつからか、炊飯器使ってなかったんだよね~

ずっと、鍋とかフライパンでお米炊いてたのw

だから、鍋でお米を炊くのは怖くない

お焦げができても、おいしいしね~


お米が炊ける匂いがする~

よっしゃ~!

思わず、ガッツポーズしちゃったw


あぁ~、汁物がない!

おすまし的なの作ろうかなぁ~

鶏肉入れたら出汁になるし・・・


時々、お米の様子をみながら、汁物を作った


ん~、和食!


お夕飯の準備の忙しい時に、ロイに手伝わせちゃった・・・

でも、みんな優秀だから大丈夫だよね


今日のお夕飯は、和食だ!

他のみんなのお夕飯は知らないけどねw


◇


馬の餌だぞ

ココなんて、人が食べるものじゃない

でも、チョコ様だからなぁ~


この馬の餌を食べるために、どれだけ労力をかけるんだ?

作業を始めてから、5時間

いい匂いがしてきた・・・


「火を消して」


火を消したら、できあがりかと思ったら、まだみたいだ

チョコ様がご機嫌で歌ってる


「始めちょろちょろ、なかパッパ、赤子泣いても蓋とるな♪」


なにかの呪文だろうか

ココを煮る時は、唱えなくてはいけないんだろうか?


待ち時間も長かった

いろんな料理を作りながら待ってたが

あの、ニクジャガとかいうのもおいしそうだ


ココはどうなるんだ?


スープもできた。


ココは?


「そろそろかなぁ・・・」とつぶやきながら

チョコ様がふたを開けた


ふわっと、甘くこうばしいような香りがひろがる。


チョコ様が、しゃもじでココをかき混ぜている。

まだ、できてなかったのか!


「うん!いい感じ!」とチョコ様がココを皿によそった。


つやつやしていておいしそうだ。

これがココなのか?


一口食べてみた。

やわらかい。

噛むと、口の中に甘味がひろがる。


チョコ様がニコニコしながら俺を見てる。

魚を渡してきた。

魚とココを一緒に食べた。

合わないわけがない!


そういうことか!

チョコ様は、ココ用の料理を作っていたんだ。

スープもよそってくれた。

これも、合うんだよな、間違いなく。


うどんの時も、なにしているのか全く分からなかったけど、

結果、うまいものができた。


うわっ、扉の外からこちらを見てるサナと目があった

また、忙しくなる予感がする・・・


あの殻を外すいい方法を考えなくちゃだな。

チョコ様のやり方だと時間がかかりすぎる。

土と風の魔術を組み合わせたら、すぐできそうな気がする。

研究棟の連中に頼んでみるか。


◇


ふふっ、結局、みんなもご飯食べた~

みんな、珍しもの好きだよね!


美味しいねって言ってくれたんだぁ


ロイも味見して驚いてたっけw

なんか、色々考え始めてたけど

籾すりと精米が簡単になるといいなぁ~


おばあちゃんなんて、パンより食べやすいって!

今度、お雑炊作ってあげようかなぁ~


みんな、おいしかったから

わたしの勝ち!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。