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プロローグ ENDING
重々しい扉が開かれる。
―――ここで出会った人々、死んでいった人々。
扉の向こうへと足を運ぶ。
―――出会うはずであった、大切な記憶と思い出を無惨に無き者へと変貌させた、その元凶へ一矢報いるべくその向こうへ。
扉は''彼ら''以外の侵入を拒むように閉まる。
その空間の主、最高にして、災厄。
そして、この世界の頂点に立つ者が口を開く。
「すべての魂を、概念を、常識を否定しよう。さぁ、挑むがいい―――貴様では到底勝てまい」
――よくもまぁ、決めつけてくれたものだ。
「僕らの、僕らだけの最後の戦い、派手に行こうじゃないか」
2人の2人だけの一進一退、まさに五分五分の永遠の戦いが幕を開ける――――