プロローグ
初めて書いてみました!
シリーズ物の異世界系を考えています
駄作だと思いますが、
是非とも温かいコメントを待っています
俺はただ、普通の人生を過ごしたかっただけなのに
どこで間違えたのだろうか。
俺の名前は、
『五十嵐 凍夜』 凍えるような夜の日に
生まれたから、こういう名前になったらしい
俺の人生は大学を卒業するまでは順風満帆の
生活だったはずだ。
ただ、就職という人生の岐路で失敗をした。
その後の人生は最悪だ。
案の定就職した先はいわゆるブラック企業で、
残業代は当たり前のように支払われず、
有休も取れず、休日出勤もしないと
いけない職場であった。
ブラック企業だとしても
俺は一生懸命仕事を頑張っていた。
なのに、
上司からは嫌われ
プレゼン作りからお茶くみまで色々とさせられて
上司は俺のことを『無能な雑用係』と
呼んでいたらしい。
「あぁ、これが走馬灯ってやつか。俺は何もできずにこのまま死ぬのかな」
あれ、てか、俺はなんで走馬灯を見ているんだ?
そうだ。確か今日の朝に上司から
「お前の資料のせいで取引先が怒ってきたぞ!」
本当は俺が行くはずだったのに、手柄欲しさに
あんたが横取りしたんだろ。
「今からお前一人で菓子折り持っていて
謝ってこい!」
確かクソ上司のミスを押し付けられて、
車で取引先に向かっている途中に
「なんで、俺のミスじゃないのにあの
上司が100%悪いのに!」
「「マーくん、危ない!」」
「え!」
子どもが道路の真ん中にいるという事実だけが
俺の視界に映った。
「ヤバい、避けないと」
それを避けようとして、俺は電柱に衝突した。
「そうだ、全て思い出した。」
「あぁ、あの子どもは無事だと良いなぁ。」
「それと、俺を『無能な雑用係』と呼んでいた
クソ上司 俺は優秀とまでは言わないが
そこそこ出来てたんだよ!」
「って、あれ 体の調子がおかしいな...」
そして、俺は身体中の体温が低くなっていくの
を感じながら、少しの後悔を心に抱きながら
眠るように死んだ。
はずだった。
『五十嵐 凍夜』彼は、仕事を真面目にやっていた。
だが、
ブラック企業ゆえに家に帰れてもすぐに寝るという生活のせいで
彼が好きな異世界転生系の漫画を読むという趣味に
時間を割くことができない人生であった。
死後の世界が本当に存在しているかは分からないが、
何故か体の感覚があることに俺は違和感を感じた。
恐る恐る目を開けてみると、
「森だ」
ん、今の誰の声だ?
いやいや、まさかね
「俺の声なんてことは」
え!?
「あー・あー・あー」
マジか、俺の声かよ
一先ず状況を整理しよう
①俺は死んだはず
②何故か生きている
③目線や声は俺じゃないと断言できる
④俺の地点から、360度森が見えている事実
ってあれ
「ここって、地球じゃなくね」
まさか
「異世界転生ってやつじゃん!」
ということは、あのブラック企業にも出社しなくていいし
あのクソ上司とも
二度と会わなくていいんだ!
「俺はもう自由だ!」
「でもな、ここは森のど真ん中だし
異世界ってことは魔物がいるかもしれないしな」
このままの状態でいたら魔物がいつ来ても変ではないしな
「やっぱり、異世界転生と言ったら
『ステータス』なんつって」
ステータス
五十嵐 凍夜(名前の変更可能)
レベル1 種族 ハーフエルフ
HP 20 MP200
STR(攻撃力)10
DEX(命中率)30
VIT(物理防御力)20
AGI(敏捷力)30
INT(魔法攻撃力)40
MND(魔法防御力)20
LUK(運)100
「本当に表示されたよ」
てか
「このステータスは高いのか?
まぁ、この中なら運も高いが
魔法を中心にして生きた方がいいな」
とは言っても魔法はどうやって使えばいいんだ?
ん、ステータス欄の下にまだ何か書いてある。
スキル
鑑定 感知 隠密 テイム
火魔法レベル1/10 熟練度 0/1000
水魔法レベル2/10 熟練度 0/2000
風魔法レベル2/10 熟練度 0/2000
土魔法レベル2/10 熟練度 0/2000
※
雷魔法レベル3/10 熟練度 0/3000
氷魔法レベル4/10 熟練度 0/4000
「おぉ、魔法ほとんど使えるじゃん」
「※のマーク?なんで?」
俺は思い切って表示されている※に触れてみた
【この世界ではまだ知られてない属性魔法です】
【注意しましょう】
「なるほど。気安く使えないってことか。
使い過ぎると目をつけられる可能性があるしな。」
♪パンパカパーン♪
「え?」
【バトルのチュートリアルを開始しますか】
【はい】 【いいえ】
「さすがにチュートリアルはやらないとな」
ゲームならスキップしていたけど
「これは現実だ」
「やっておいて損はない」
「一度のミスが死に直結するかもしれないしな」
もちろん俺の選択は
【バトルのチュートリアルを開始しますか】
【はい】
まずは、バトルか
「どうなるか、楽しみだな!」