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『殺し』

またやっちゃった。


本当に俺は何をしているのだろうか。


グロいこと書きたいが為に新しいのを作ってしまった。


まぁ後悔しても遅いので、こんな駄作を読んでくれる人が居るのでしたら、その人は楽しんでいってください。







『殺す』


この行為が三度の飯よりも、性交よりも、寝ることよりも好きな俺は異常なのだろうか。


魔物を殺すことも嫌いではないが好きにはなれない。人を殺すのが一番。


あの恐怖に染まった顔も好きだし、怒りと屈辱に歪んだ顔も好き。


俺はやはり、異常なのだろうか。


他の人は口を揃えてこう言う。


「お前は異常だ。歪んでいる。狂っている」


別に否定するつもりは無い。かといって肯定するつもりも無い。


他人に俺のことが分かるはずも無い。しかし俺自身が自分のことを分かっていない。


分からない。そう、分からない。


俺には子供の頃の記憶(といっても7歳くらいまでの記憶だが)が無い。


それまで自分がどんな人間だったかも知らない。


目を覚ましたら何も覚えていない。


ここからは初めての殺しの記憶だ。


このまま死ぬのだろうか、とか考えている内に手負いの傭兵に出あった。


その傭兵は俺を見て驚いた顔をした後、かすれた声で生きろと言った。


生きる為なら殺すのもためらうな、とも言った。


傭兵は何のつもりか俺にナイフを渡し、自分を殺してくれと言う。


恐らくもう苦しみたくなかったのだろう。


俺は声も出さず表情も変えず、息をするかのように殺した。


心臓を一突き。傭兵が心臓の位置を正確に手で指し示していたので外れることは無かった。


初めての感触に何とも言えない表情をしてる俺に今度は甲冑を着た騎士が現れた。


騎士はどうやら傭兵を追ってきたらしい。あの傭兵は裏切って騎士の仲間を殺したらしい。


復讐。しかし相手はもう死んでいる。


騎士がどういうことか俺に聞こうとした時、俺は無意識のうちに騎士を殺していた。


傭兵の死体の確認の為に兜を脱いでいた。首が露出していた。


だから首を一閃して殺した。先程は心臓だったためこちらもまた新鮮な感触だった。


血飛沫を気持ちよく浴びている俺にさっきの騎士の仲間が剣を抜いて飛び掛かってきた。


そこから先は良く覚えていない。次に意識がハッキリした時は辺りが血と死体で溢れていた。


そのとき俺はとても気分が良かったことを覚えている。きっと満面の笑みだっただろう。


ここまでが俺という人間が記憶を失って初めての殺しだ。


これを聞いてお前も俺を異常だというだろうか。


俺にとってはこれが正常。


殺す。俺の生きている理由。存在しているわけ。


俺は『殺す』という行為が大好きだ





ごめんなさい。


正直自分の行動が理解できない。

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