第七十話 モンスター牧場の使い方講座
読んでくださりありがとうございます。モンスター牧場を実際に使うようですね。
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ジャロ
職業:中堅コマンダー(☆3)
スキル:指揮lv.1、友愛lv.4、単騎lv.1、いぶし銀lv.1、加護lv.3、神護lv.1、騎乗lv.1
所持金:4300G
装備:渋いハンチング、聖職者のローブ、普通のズボン、普通の靴、友愛のリング
仲間モンスター:ヴァンパイア・リトル(バット)、ムラサキオオドクグモ(ユカリ)、クロウ・ナイト(アイアン)、ロングホーン・カブト(アトラス)、モンスター牧場(0体)
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ええと、特に変わった点は無いなぁ。スキルとか装備は替えたからそりゃ更新されてるとして……、お? 仲間モンスターの欄にモンスター牧場ってあるな。これのことかな?
「君のギルドカードの仲間モンスター欄にモンスター牧場って書かれているはずだ。そこでここに預けているモンスターの数が確認出来るようになっている。まあ名前まではわからないけどね。モンスター牧場機能は7体目の仲間モンスターって理解してもらえたらいいかな?」
「7体目……ですか?」
「そう、7体目。このシステムが導入されたことによってコマンダーは6体以上のモンスターを仲間にすることが可能になったんだ。しかもギルドカードに連携してあるから7体目以降の仲間モンスターは自動で預けてくれるようになるんだ。このシステムは本当にすごいんだよ」
ロビンの話を踏まえると、仲間モンスターは通常6体までしか持つことが出来ないが、7体目のモンスターとしてモンスター牧場をシステム化することにより、6体目以降も仲間にすることが可能となったという訳である。しかもいちいち預けに行く必要がないという非常に便利なシステムだという訳である。
「なるほど、多分理解できました。それでええと、モンスター牧場には何体仲間モンスターを預けられるんですか?」
「良い質問だ。君は今ギルドランクが☆3だから8体まで預けられるよ。ギルドランクが上がるごとにこの枠は拡張されていくよ。ランクが上がったら僕に話しかけてくれ」
「わかりました。……ところで牧場見学ってなんですか?」
「お、牧場見学かい? それは仲間モンスターリストにいるモンスターと牧場に預けているモンスター全員と一度に触れ合えるウチの名物だよ。まあお金はもらうけどね」
牧場経営はどうやらこの牧場見学で成り立たせているらしい。大きな土地で自分が仲間にしてきた愛着あるモンスター達と触れ合えるのだから恐らく人気には違いない。とはいえ今のジャロの仲間モンスターはそもそもモンスター牧場に預けるほどもいないので今回は見学はしないようだ。
さて、モンスター牧場のこともわかったことだしクエストをやりにギルドに戻ろうかな。宝物クエストってのも楽しみだしね。
モンスター牧場の使い方は簡単っちゃ簡単です。ということでまだ6体仲間にしてませんが7体目の仲間モンスターモンスターボクジョウくんが仲間になりました。