表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/339

第六十九話 モンスター牧場到着

 読んでくださりありがとうございます。ようやくモンスター牧場に行くみたいですね。


 さて……と。モンスター牧場を目指す訳だが、ヴァルトプトルの中心部に程近いところっていう話だったから多分すぐに見つかると思っているんだけど、どこにあるんだろうか。牧場っていうくらいだから結構広い土地だと思うんだけどな。お……これは柵だな。多分これが牧場の土地を表してるんだろうよ。じゃあ入り口はすぐそばかな? ええと……あ、あれだな。


――

モンスター牧場

――


 ジャロが牧場の入り口に入ると入り口の近くのテーブルで新聞を読んでいた男が顔を上げた。


「おや、いらっしゃい。牧場見学の方かな? それともコマンダーの方かい?」


「コマンダーです」


「なるほど、じゃあ姉貴がお世話になってるってことだな」


「姉貴……と言いますと?」


「あぁ、失礼。自己紹介がまだだったね。僕の名前はロビン。どうぞよろしく。そしてさっきの話だけど、僕の姉貴はカナリアと言う。君もよく知っているギルドマスターだよ」


 そう言われると心なしかロビンの顔はカナリアに似ている気もしないでもない。最も言われなければ結びつけはしないレベルではあるのだが。


「へぇ、カナリアさんの弟さんなんですね」


「そうとも。そして君はここを使うのは初めてだね。色々と紹介するよ。まずはギルドカードを出してくれるかな?」


「あ、はい。……どうぞ。」


「ありがとう。……。うん、これで大丈夫だね」


『モンスター牧場との連携が完了した』


「連携……?」


「そう、連携。君達コマンダーはモンスターを仲間にして戦っていく訳だけど、一度に持てる仲間の数には限度があるってのはもう知ってるかな?」


 ロビンにそう聞かれたが、ジャロは事前にある程度の知識をライブラリで仕入れているためこの質問には答えられる。


「あぁ、知ってます。6体までですよね」


「正解だよ。そしてそのままだと6体以上は仲間にならないことになってるんだ。そこでさらに仲間モンスターを増やすためのシステムがこのモンスター牧場になるんだよ」


「ここに預ければまた仲間に出来るという訳ですか?」


「いや少し違う。さっきギルドカードに連携しただろう? ギルドカードにはその人物の仲間モンスターも情報として記されているけども、その仲間モンスターの欄にモンスター牧場が記入されるという訳だ。まあ僕は説明が下手だから分かりづらいかもしれないね。一度ギルドカードを確認すると良いよ」


 イマイチ要領を得ないジャロは言われるがままギルドカードを確認することにした。


 カナリアの弟が登場しました。とは言ってもモンスター牧場に行かない限りたいして出てこない人物なので空気になっちゃうかもしれません。ロビンは説明が下手なキャラクターなので私は結構親近感が湧きますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ