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第六十七話 宝物クエスト解放

 読んでくださりありがとうございます。気づけばもう九月も終わりです。


「そうなんですよ、実は……。本は取り返したんですが、逃げられてしまって」


「ふむ、まあお前は捕まえることを専門にしてないからな。なに気にすることはない。だがまだ恐らくヴァルトプトル国内にはいるな。賊を逃す訳にはいかん。何か人相書の他に情報はないか?」


「そうですね、男の方が “ゲッコウ団のビエラ”と名乗ってました。知っているのはそれくらいです」


「まあ、名前だけでも随分な手がかりにはなるな。おい、そこのお前たち。関所へ……この情報を伝達に行って来てくれ。出来る限り急ぐんだぞ、いいな!」


 賊の新しい情報を聞くや否やカナリアはそれをまとめ伝達するようだ。こういうところはさすがギルドマスターたる所以であろうか。


「さて、賊の方はギルドが請け負おう。ジャロは別段気にすることはない。進展があればまた話してやるよ。そういやギルドランク☆3に上がったんだよな?」


「……? はい、おかげさまでギルドランクは☆3です。」


「ならクエストの種類が一つ増えるんだよ。クエストボードを見れば一発でわかるがな、宝物クエストっていうクエストだ。なに、結構面白いクエストだからお前も是非やるといい」


『“宝物クエスト“が解放されました』


 へえ、宝物クエストか。名前は結構楽しそうな雰囲気だな。どういうものかライブラリで確認してみようか。


――

宝物クエスト

金、銀、銅の宝箱が手に入るクエスト。手に入る宝箱は受注後にクエスト詳細で確認が出来る。宝箱近くは強力なモンスターが多数出現するので挑む際は十分な覚悟が必要。

――


 あぁ、あれか。結構前に銅の宝箱を手に入れた時みたいな感じか。あの時の怪光コウモリは確かに強力だったな。今だったら余裕で倒せるんだけど。じゃあレベルアップがてら適当に宝物クエストをやっていこうかな。


 あ、でも先にモンスター牧場に行ってみよう。クエストをやってたらまた行くのを忘れてしまいそうだしね。確か場所はヴァルトプトルの中心部近くだったよな。適当に探してみよう。


 ジャロは無事指名依頼を終え、新たなクエストの事を知った上で今度はモンスター牧場に向かうようである。一応詳細は知ってはいるもののモンスター牧場に行くことを目的としていたからであろうか、それとも指名依頼を終えた達成感からであろうか、その姿は晴れやかなものであった。



 宝物クエストが受注可能になりました。序盤に出てきたのに中々宝箱が出てこないなと思っていた人ももしかするといらっしゃったかもしれませんね。システム的にはこういう話になってました。むしろクルールの横穴の宝箱が異質だったりします。

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