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第六十六話 気になる報酬は?

 読んでくださりありがとうございます。報酬って一体何でしょうね、気になります。


「待たせたな。とは言ってもまだ報酬を渡せないんだな」


「渡せない……とはどういうことです? クエスト達成ではないと言うことですか?」


「いや、クエスト自体は達成しているし、こちらとしても報酬を渡したい。しかしだ……肝心の報酬がまだグリモアの野郎から納品されてないんだよ」


「ふむ、そろそろ達成される頃かと思って来たら丁度良いタイミングだったかね?」


 そう声がしたため振り返るとそこにいたのはグリモアその人である。


「グリモアよ、それをされるとこっちが困るんだよ。しかも今回は間に合ってないんだ。ギルドの信用に関わるから依頼と同時に報酬を納品してくれといつも頼んでるじゃないか」


「いやはや、指名依頼ですからやはり報酬も良いものにしないとという思いが強くてね。しかしながらやはりジャロ様は私の想定より一段早いようですな。間に合わなかったとはこれは申し訳ない。ジャロ様これが今回の報酬でございます」


 そう言うとグリモアは白い服を取り出した。どうやらこれが報酬のようだ。


『“聖職者のローブ“を手に入れた』


 聖職者のローブ? 貴重なアイテムのようだから詳細を確認するのが楽しみだな。☆4クエストの報酬だから多分きっと良いものだろう。それにグリモアさんも良いものをって自分で言ったもんな、良いものに決まっている。


「さて、依頼の本はどこにありますか? おやこれですな。確かに受け取りました。ジャロ様本当に助かりました。感謝致します。さて私は教会へと戻ります。気が向きましたらで構いませんのでまた教会にいらしてくださいな。お待ちしております」


 そう言うとグリモアはギルドを去っていった。


 さてと、それじゃあ貰った“聖職者のローブ”の性能を確認してみようかな。


――

聖職者のローブ ☆4

聖職者が使っているローブ。白は純潔の証

スキル:加護 lv.3

時々相手の攻撃のダメージを減らす

    神護 lv.1

状態異常に少しなりにくくなる。

――


 あ、ちゃんと強いな。付いているスキルはどっちも有用なスキルだし、これは装備を入れ替えないとな。イカしたスタジャンの出番というか効果があまり感じられなかったけど仕方ないね、だってこっちのほうが強いんだし。


「ふぅ、次からちゃんと納品してくれると良いんだがね、まったく」


「それは確かにそうですね」


「まあ、いいさ。ところでジャロよ。依頼にあった本はどうやら取り返したようだが、賊の方はどうしたんだ? 捕まったっていう話はまだ聞いてないが」


 聖職者のローブが報酬でした。かなり強力な装備になります。特に二個目のスキルが破格の性能です。具体的には状態異常になる確率が5%減少します。この5%が地味に効いてくるかと思います。ちなみに売る人はいないかと思いますが、売るとそこそこ(3500G)になります。

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