第五十七話 レッツ幽霊退治!
読んでくださりありがとうございます。幽霊と戦うなんておっかないので題名だけでもテンションを上げております。
『ガイストの魔弾【闇】 アトラスに15のダメージ』
『アトラスの居合一閃 回避された』
うわ、回避されたか。精度がちょっと低いのが今出てしまったって事か。アトラスは居合一閃頼みのところがあるからちょっと厳しい戦いになるかもしれないな。しかし相手は魔弾【闇】を使ってきたな。バットが使う馴染み深いスキルではあるけど、使われるとやっぱり厄介だな。
『ガイストの念動 アトラスに12のダメージ』
『アトラスの通常攻撃 ガイストに15のダメージ』
お? 結構ダメージ入ってるな。これは倒し切れる見込みもありそうだな。とはいえ相手の一発一発が重い攻撃だな。念動とかその辺の本投げつけてきて割とびっくりしたエフェクトだったんだけど、その割にはダメージはそこそこだったな。まあ重たいことには変わりはないけど。
『ガイストの魔弾【闇】 アトラスに15のダメージ』
『アトラスの通常攻撃 ガイストに15のダメージ』
いやあ、ホント一発が重たい。アトラスの体力が6/48だから、低級ポーションを使ってアトラスで粘るか、バットに入れ替えて魔弾【闇】をこっちもぶつけてみるかどっちが倒せる見込みが高いかなぁ。
でも表記を見る限りダメージは入ってるから多分まもりがそれほど高くないモンスターだと思うからちからが高めのアトラスは相性が良いはずなんだよな。よし、アトラスに頑張ってもらおう。
『ジャロは低級ポーションを使った アトラスの体力は40回復した』
『ガイストの念動 アトラスに12のダメージ』
『ガイストの魔弾【闇】 アトラスに15のダメージ』
『アトラスの通常攻撃 ガイストに15のダメージ』
『ガイストを倒した 経験値を142手に入れた』
『アトラスのレベルが1上がった』
おぉ、倒せたな。やっぱりアトラスと相性が良かったのかな。苦戦はしたけどレベルがあがったから良しとするか。さて、戻るとしますか。厄介なモンスターが多いからなるべく出くわさないように扉まで戻ろう。
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ヴァルトプトルの教会
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ジャロが無事に地下室から出ると、それまで本を読んで待っていたグリモアが顔を上げた。
「おや、かなり早かったですな」
「早い……ですか? 結構苦戦はしたんですけどね」
「少なくともこれまで受けてこられた方々と比べれば早い方ですな。それでは地上へ戻りましょうか」
そう言うとグリモアは階段を登り始めた。その後ろ姿はどこか不安気な様であるとジャロは感じていた。その理由は一体何なのだろうかとジャロが考えていると、徐にグリモアがジャロに話しかけてきた。
グリモアがどこか不安気なのはどうしてでしょうかね。何かあったんでしょうか。まあ、何かしらの不都合な出来事があったんでしょうね。さてグリモアはジャロに何か話をするようです。一体どんな話なのでしょうか。