第三十六話 いざグリッド草原へ
読んでくださりありがとうございます。狩りの時間です。
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ヴァルトプトル 北西の関所
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「こちら北西関所になります。お出かけですか?」
「はい、ちょっと狩りに行こうかと」
「それでは、お気をつけてください」
さて、この目の前に広がってる草原がグリッド草原なのかな? ゴブリンはよく知ってるとして、甲虫の抜殻をどうやって手に入れるかだけど……。とりあえず何戦かやってみますか。どの辺でエンカウントするんだろうか? とりあえず草むらっぽい所を歩いてみるか。するとジャロの視界はブラックアウトした。戦闘開始である。
『ゴブリンlv.9が現れた』
お、エンカウントしたのはゴブリンか。5体以上も狩るんだから幸先がいいな。バットでサクサク倒すとしよう。
『バットの魔弾【闇】 ゴブリンに合計33のダメージ』
『ゴブリンの通常攻撃 バットに5のダメージ』
『バットの吸血 ゴブリンに13のダメージ バットは体力を6回復した』
『ゴブリンを倒した 経験値を85手に入れた』
うん、バットがいればなんとかなるな。じゃアイアンの育成をしてみようかな? 多分あと1レベルアップで進化だと思うし、丁度いいでしょ。じゃアイアンと順番を入れ替えてと……。ゴブリンなら倒せると思うけどほかのモンスターならどうなんだろな?
『ホーン・カブトlv.8が現れた』
エンカウントしたのはホーン・カブト? つまり甲虫だな。ということはコイツが甲虫の抜殻を落とすのか? とりあえずアイアンで出来るだけやってみよう。闇討の効果も知りたいしね。
『アイアンの闇討 ホーン・カブトに12のダメージ ホーン・カブトの精度が少し下がった』
『ホーン・カブトの鼓舞 ホーン・カブトのテンションが少し上がった』
おお、なんかかっこよかったぞ。暗闇に紛れて攻撃した後また暗闇に戻ったって感じだな。精度が低くなったのも多分暗闇に紛れている効果なのだろう。攻撃してデバフしてと中々優秀なスキルだな。よし、続けて闇討をしようじゃないか。
『アイアンの闇討 回避された』
『ホーン・カブトの通常攻撃 攻撃を回避した』
おっと、両方攻撃が外れたな。向こうの攻撃はアイアンが精度を下げたからだとして、アイアンの攻撃が外れたのはもしかすると闇討の精度は元々低いのかな? でも相手の精度を下げながら攻撃できるのは強いからここは突っ張っていこうか。
……ん? 闇討が撃てないな。SPが足らないのか。そりゃそうか、こんな強い攻撃無限には撃てないだろうな。んじゃ通常攻撃でも撃とうか。
『アイアンの通常攻撃 ホーン・カブトに6のダメージ』
『ホーン・カブトの通常攻撃 アイアンに16のダメージ』
いや通常攻撃で痛すぎないか? アイアンのまもりは元々低いとはいえ次の攻撃をもらいたくはないな。レベル的に言えば次かその次の攻撃で倒せるくらいだと思うが、ここは入れ替えてバットで戦おう。
グリッド草原で狩りをしていますね。関係ない話ですがグラッドとグリッドって似てますね。多分無いとは思いますが、グラッドのことをグリッドと間違えていたら笑ってください。