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第三十三話 バイクって何さ?

 読んでくださりありがとうございます。ジャロはバイク持ってないですよね、無事ヴァルトプトルにつけるんでしょうか?


――

ディアノルト南東の関所

――


「ヴァルトプトルに行きたいんですが、この道であってますか?」


「合ってますよ。でも徒歩だと遠いですよ? バイクか何かお持ちで?」


「バイク? そんなものがあるんですか?」


「ええ、ギルドランクが☆3以上の方から、ちょっと値が張るんですが購入される方もいますね」


「☆2なんでどっちにしろ買えないですね」


「それでは徒歩か、馬車になりますね。でも今は馬車は出払ってるんですよ」


「仕方ないですね。徒歩で……」


「おや? 君はいつぞやの。コマンダーの調子はどうだい?」


 そう声が聞こえて振り返ったジャロの目の前には先輩コマンダーがやや大きめのバイクに乗って立っていた。


「ルドルフ先輩じゃないですか。調子はそこそこですね」


「ま、悪くなければ良いさ。ところで何か困ってるのかい?」


「ヴァルトプトルに行きたいんですけど、馬車が無いらしいんですよ」


「じゃあ、僕のバイクに乗って行くといい。すぐに着くさ」


 幸運にもジャロは徒歩ではなく、ヴァルトプトルに着けるようである。持つべきものは良き知り合いなのかもしれない。


――

ヴァルトプトル 北西の関所

――


 バイクに乗ってディアノルト南東の草原を駆け抜けると、10分もしないうちにヴァルトプトルに着いたようである。


「着いたよ」


「え? もう着いたんです? 早いですね」


「バイクだとモンスターとも遭遇しないからね。さ、関所はあそこだ」


「こちら北西関所です。冒険の方ですか? ギルドカードを提示願います」


 関所の守衛に2人はギルドカードを提示した。ギルドカードを見る限り、ルドルフはギルドランクが☆4であるらしい。さすが先輩と言ったところか。


「今からギルドに行くのかい? よかったら案内しようか」


「……お願いします」


 初対面の頃と比べるとやや大人しいような気もしないでもないが、ジャロは基本的にグイグイくる人が苦手である。とはいえ初めての街で案内も必要なのは間違いなく断る理由もないのである。


「ギルドはそこの角を右に曲がった突き当たりを左に曲がった建物だよ。といっても僕はギルド近くのバイク屋に用があるからね。ギルドまで一緒に行こうか」


「あ、そうだ。バイクっていくらくらいなんです? 便利そうなんで買おうかと思うんですが」


「僕が買った時は15000Gだったかな。バイク単体の値段だとそれくらいするけど、そこからさらにオプションが付けられるんだよ」


 ジャロの所持金では到底買えない代物だが、そもそもギルドランク☆3以上からしか買えないというディアノルト南東の関所の守衛の言葉が完全に頭から離れているようである。


「高いなぁ。なんとか安く買えたりしないですかね」


「安く買うのはいいけど壊れても知らないよ? お金を貯めて買うのが一番良いと思うな。おっとそう言っている間に着いたようだね。この建物がギルドだよ。じゃ頑張ってね」


 そう言うとルドルフ先輩はギルドの横の小さな店に入っていった。どうやらそこがバイク屋のようである。国間の移動手段としてバイクはかなり重要だろう。当面の目標はバイクの購入だなとジャロは目標を定めるのであった。


 ルドルフ先輩がバイクに乗っけてくれました。でも二人乗りは危険なのでやめましょう。ちなみに彼のバイクはサイドカー付きです。これなら問題ないですね。

 ヴァルトプトルに無事着きましたね。これからさらに物語が進んでいきます。お楽しみに!

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