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第三十一話 クレイマリオネットの秘密

 読んでくださりありがとうございます。ジャロのステータスを見てみるようです。


――

名前:ジャロ

職業:初級コマンダー(☆2)

スキル:指揮 lv.1 、友愛 lv.3、単騎 lv.1、熱狂 lv.2

所持金:2900G

装備:普通の帽子、イカしたスタジャン、普通のズボン、普通の靴、友愛のリング

仲間モンスター:ヴァンパイア・リトル(バット)、ムラサキオオドクグモ(ユカリ)、クロウ・ブラック(アイアン)

――


 いやあ仲間モンスターも増えたもんだよ。前回見た時は誰もいなかったもんな。それじゃクエスト受注しようかな。ええと、クエストの掲示板はどこに……。


「なんだ、ジャロじゃねーか。これから研究所に行くのか?」


「研究所にはまだ行きませんよ、グラッドさん。今回はクエストを受注しにきただけです。というかグラッドさん研究所大好きなんですね。もういっそ常駐したらどうです?」


「ギルドマスターじゃなくなったら常駐してるかなあ。あそこ妙に居心地がいいのよ」


「そうなんですか。まあロンドールさんが良い人なのはよくわかるんですがね。……そういえば、教会に行ったら黒いローブの男に絡まれたんですけどなにか知りませんか?」


「黒いローブの男? そんなもんギルドには何人かいるんじゃねぇの? つってもギルドのメンツなら絡みはあんまりしてこない奴ばかりなんだけどな」


「なんかよくわからないモンスターつれてて気になったんですよ」


「よくわからないモンスター? ちょっとログ見せてみろよ。……、これは……、いかん」


「へ?」


「おい、ジャロ。今すぐ研究所に行くぞ」


「えぇ? クエスト受注してからじゃダメですか?」


「そんなもん俺から適当にしてやるから気にするな」


「☆1以外でお願いしますね。なるべく俺が達成しやすそうな」


「心配しなくてもその辺は任しとけ」


 教会のクエスト☆1だったんだけどなぁ。まあ後でもう一回ギルドに寄ればいいか。なんだかグラッドさんが急いでるみたいだし、ついていくとしますか。


――

モンスター研究所

――


「旦那ァ! ちょっとコイツを確認してくれ!」


「……グラッド? どうした? ジャロくんがどうかしたの?」


「コイツのログを見てくれ」


 グラッドの剣幕にやや気圧されながらジャロはロンドールにログを見せた。


「……特に気になることもないけ……ど、ん? クレイマリオネットだって? プロトタイプ……。つまり試作型だから本格的に完成したわけではない……か? ……とはいえついにアトリエが動きだしたか」


「ええと、アトリエってのは何です?」


「僕のかつての弟子でね。ただどうも僕の研究に興味があったって言うより別の方面に興味があったようでね」


「アトリエのやつは人造のモンスターを作ろうとしてたんだよ。でもそれは禁止されてる以上アトリエは追われる身となった。2年ほど前だったかな。消息がねぇから死んだもんかと思ってたよ」


 クレイマリオネットは文字通り泥人形の認識で間違いないです。問題はそれが意思をもって動いているという点です。どうやらロンドールには心当たりがあるようですね。

 さてアトリエなる人物が出てきました。後々重要となる人物なので覚えててもらっても差し支えないです。でも結構危険人物のようですね。できれば会いたくないなあ。

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