第三十話 服屋リベンジ
読んでくださりありがとうございます。ジャロは服屋の存在を思い出したようです。ジャロ自身初期装備でしかないので今回で見た目が変わるかもしれません。
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ギルド ディアノルト支部
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ふう。やっとこさギルドについたぞ。教会から距離があるからこれ以降教会にはあんまり行きたくないな。さて受付に並んで……と。
「こちらギルド受付になります。何か御用ですか?」
「クエストの報告に来ました」
「かしこまりました。それではギルドカードをお出しください」
「どうぞ」
「……、はい。確かにクエスト達成が確認出来ました。クエスト2件で報酬金がこちらになっております。お確かめください」
「……はい、大丈夫です」
「一部クエストは繰り返し受注可能なのですが、どうされますか?」
「お願いします」
「それでは“モンスター研究所のお手伝い ☆1“を再受注いたしました。また頑張ってください」
報酬金を見る限り、グラッドさんが受注したのは☆1の教会の清掃クエストだな。これで所持金が7400Gになった訳だ。
そう考えていたジャロの目にかつてギルドの受付と間違えた挙句に金が無いゆえに何も買わずに立ち去った場所が目に入った。
そういえば服屋なんてあったな。前回行っても何も買わなかったけど、今回はお金に余裕があるから行ってみようかな。
「いらっしゃい、何か買うかね?」
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渋いハンチング ☆2
チェック柄の渋いハンチング。ダンディーなあなたに。
スキル:いぶし銀 lv.1
スキルの精度を少し上げる
値段:4200G
イカしたスタジャン ☆3
スポーツ観戦にもってこいなスタジャン。
スキル:熱狂 lv.2
混乱状態の時ちからとまもりをかなり上げる
値段:4500G
紳士的なベスト ☆2
紳士の気分を味わえるベスト。意外と暖かい。
スキル:冷静 lv.1
混乱に少しなりにくくなる
値段:5800G
黒光りする革靴 ☆2
光沢のある黒い革靴
スキル:冷静 lv.2
混乱にややなりにくくなる
値段:6000G
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1/2
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お? なんか品揃えめっちゃ変わってない? 見たことないのが結構混じってるよな。下に1/2ってあるから次があるのかな?
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博識の帽子 ☆2
賢そうな帽子。見た目はまるで博士
スキル:目利き lv.1
入手できるアイテムのレアリティが少し上がる
値段:3000G
革ジャン ☆1
革のジャンパー。軽くて暖かい
スキル:――
値段:2000G
普通の短パン ☆1
ただの半ズボン
スキル:――
値段:1400G
地味なスニーカー ☆2
黒いスニーカー
スキル:悪路走行 lv.1
悪路でも少ししか影響を受けない。
値段:3800G
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2/2
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なるほどね、結構品揃えが増えてるんだな。これはもしかしてギルドランクが上がってから来たからかな? 上がった時に服屋に行くべきだったな。ええと、今の所持金が7400Gだから唯一☆3のイカしたスタジャンを買おうかな。
スタジャンなんて着たことなかったなあ。リアルでも冬とかにたまに着てる人は見るんだけどあんなのどこに売ってるんだろう。
それじゃ今の自分のステータスでも確認しようかな。
ジャロはスタジャンを買っただけのようです。普通の服にスタジャンはあんまり合わないような気がしますがジャロが気にしてないならいいとしましょうか。
ちなみにこの世界にもスポーツは存在してます。それはコロシアムです。この国にはないのでまだストーリーには絡みませんがいずれ出てくる……はずです。