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第三百二十四話 幹部との戦いは未だ続く

 読んでくださりありがとうございます。幹部エンケ戦の続きです。

 

 良し、これで攻撃する事は可能になったな。クリティカルヒットさえされなければこっちの攻撃は入る。……結構ダメージ入っているよね? 多分魔光弾【闇】で倒せるはずなんだけど。


CM(クレイマリオネット)野獣型(ビースト)の狼牙【疾風】 バットに49のダメージ』

『バットの魔光弾【闇】 CM(クレイマリオネット)野獣型(ビースト)に55のダメージ』

CM(クレイマリオネット)野獣型(ビースト)を倒した 経験値を818手に入れた』


 うん、予想通り撃破出来たな。……さて相手は3体いるって言う話だったけど3体目は当然アイツだよね。


「やはり一筋縄ではいかないようですね。……切り札を出さざるを得ません」


『牡牛 アルデバラン lv.31が現れた』


 やっぱりだね。このモンスターは体力が高くて後攻でクリティカルヒットを連発してくる厄介なモンスターだし、なるべくダメージを稼いでいかないと。


『バットの竜の炎 アルデバランに56のダメージ アルデバランは竜の炎にとらわれた』

『アルデバランの牛歩 クリティカルヒット バットに69のダメージ』

『バットは倒れた』

『竜の炎が燃えさかっている アルデバランに14のダメージ』


 うん、これはしょうがない。ファングとアトラスのどっちを先にしようか。……多分次攻撃を入れたぐらいで大咆哮が来ると思うんだよね。……アトラスなら多分牛歩を耐えてくれるんじゃないかな。良し! アトラスで行こう。


『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット アルデバランに合計65のダメージ』

『アルデバランの牛歩 クリティカルヒット アトラスに51のダメージ』

『竜の炎が燃えさかっている アルデバランに14のダメージ』


 おぉ! これなら全然大丈夫だ。次は大咆哮のはずだから回復して……。


『ジャロは上級ポーションを使った アトラスの体力が100回復した』

『アルデバランの大咆哮 アルデバランは周囲を威圧している アルデバランのちから、まもりが上がった』

『竜の炎が燃えさかっている アルデバランに14のダメージ』

『アルデバランを倒した 経験値を961手に入れた』


 おっと、倒せたか。このパターンは初めてだな。まあダメージ重視で高火力のスキルを撃ちまくったらこうなるか。


「……あぁ、申し訳ありませんアトリエ様」


 ジャロに敗れたエンケはがっくりと肩を落としその場を去っていった。


「……それじゃあ地下に進んで行こうか。恐らく中でも戦闘は続くだろうから注意して進もう」


「わかりました」


 2人はカードキーで開けた扉を進みネシュテルーエ城の地下へと足を踏み入れた。城という名前らしい外観をしていたが、2人が進んで行った地下はまるで研究室のような雰囲気を醸し出していた。その場所を奥に奥に進みながらジャロはロンドールに気になった事をぶつけてみたのである。


「……あの、ロンドールさんが止めようとしているアトリエは、ロンドールさんの弟子……だったんですよね? どんな奴なんですか?」


「……あぁ、アトリエはたしかに僕のかつての弟子だよ。そう言えばジャロくんには言っていなかったね。アトリエは君と同じ招き人なんだよ。ジャロくんの前にヴォルカパルスで召喚されたんだよ」


 ……へぇ、アトリエもまた召喚された人なんだな。そう言えばグラッドさんが前の招き人がどうとか言っていたな。


「そして僕と一緒にディアノルトに移って僕と共に魔導の研究をしていたんだ。だけど、ある日から彼は独自に研究を始めたのさ。……それが」


 ロンドールは話の続きを言いかけたが何者かの気配に気づきすぐに前を向くと身構えた。奥からゆっくりと歩いて来たのはジャロの記憶に新しい若い男であった。


 どうやらアトリエもまたジャロと同じく招き人だったようですね。しかし徐々にロンドールとは違う道を進んでいったようです。ロンドールは明言こそしてはいませんが、彼らがディアノルトへ移った直前にあの魔力事故が起こってしまったという訳ですね。

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