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第二十九話 はやさはアイアンの魅力

 読んでくださりありがとうございます。ジャロの二番手はアイアンです。勝てるんでしょうか? 応援してあげて下さい。


 バット……、倒されてしまった。クリティカルヒットは強烈だな。しかも魔弾【泥】でもらってしまうとは。一番強いバットが倒された以上は強敵に違いないが、ここでユカリも倒されるとアイアンでは間違いなく倒しきれないな。アイアンには悪いがここはユカリを温存していこう。


『アイアンの通常攻撃 CM(クレイマリオネット)試作型(プロトタイプ)に4のダメージ』

CM(クレイマリオネット)試作型(プロトタイプ)の乱打 3回当たった アイアンに24のダメージ』


 いやあ強くない? 相手。アイアンさん体力25なんだぜ? 24のダメージはないでしょうよ。もうこれはユカリでなんとかするしかないね。せめてものダメージを稼ぐとしますか。


『アイアンの通常攻撃 CM(クレイマリオネット)試作型(プロトタイプ)に4のダメージ』

CM(クレイマリオネット)試作型(プロトタイプ)を倒した 経験値を180手に入れた』

『アイアンのレベルが1上がった』

『アイアンはアビリティ闇討を習得した』


 ……うおい⁉︎ 勝っちゃったよ、アイアンさん。完全にユカリでどう倒すか考えてたよ、ごめんよアイアン。しかもアビリティを習得したな。闇討……効果はわからないけど攻撃系なのは間違いないな。アイアンにロクなアビリティ無かったけどこれでなんとかなりそうだ。


 しかし対人戦は初めてだったが、勝ててよかった。この黒ローブの男は一体何者なんだろうか。


「なんだと? CM(クレイマリオネット)試作型(プロトタイプ)が敗れるとは。ここは退かせてもらおう」


「あ! 待って! ……逃げられたか」


 結局何者だったんだろう? そういえば文献を求めているって言ってたな。地下室で手に入った本は関係あるのだろうか?


「ミハイルさんさっき地下室でこんな本を手に入れたんですが、黒ローブの男の言っていたものと関係ありますか?」


「手に入れた……というと魔導書ですかね。魔導書でしたら関係ないかと。地下室にある本は必要な人のところに必要なものがアイテムとして手に入れられるものなのです。ですから安心してお持ち帰りください」


 そういうものなのか、ありがたくもらっておこう。効果を確認しておこうか。


――

ドールマリアの魔導書 ☆4 装備

魔女ドールマリアの魔導書。魔女は2度刺す

効果:所有モンスターにスキル発動(魔力追撃lv.2)

SP消費が倍になるが、まりょく由来の攻撃が2回攻撃になる。

――


 おぉ、強。これは装備させるしかないね、バットに。2回攻撃ってどんなもんだろ。威力同じで2倍だったら良いんだけどね。ま、そんな装備ぶっ壊れだからきっと違うだろうな。


「ミハイルさん、地下室で一応モンスターを倒してきたのですが。これでクエストは達成されてますでしょうか?」


「もちろんでございます。地下室どころか悪党まで掃除して頂いてこちらとしても大変ありがたいです。今度は是非礼拝にもいらしてください」


 どうやらクエストは達成されたようだ。それじゃあギルドに戻りましょうかね。……またこの長い道のりを戻るのは結構きついものがあるね、本当に。ゲームだから良いけど現実だったら絶対教会には行かないわ。


 ドールマリアの魔導書の効果は半分の威力で追撃できるようになるものです。ゲーム好きの方ならわかると思いますが、相当ぶっ壊れです。状態異常技の判定が2回行われるなどメリットがたくさんあります。SP消費が倍のデメリットはどこまで抑止力になるかは私にも分かりません。……やりすぎたかなあ。

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