第三百二十一話 戦闘! ビエラ
読んでくださりありがとうございます。ビエラ戦開始です‼︎
『キングゴブリンは大きく振りかぶった』
『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット キングゴブリンに合計92のダメージ』
大きく振りかぶった……? 思い出した! これ溜め技だよ。確か名前は一刀両断とか言う奴だ。……弱ったな。まだダメージを受けてないからどこまで食らうかが分からない。……まあアトラスが一発で持っていかれる事は無いと信じたい。
『キングゴブリンの一刀両断 アトラスに96のダメージ』
『アトラスの三叉槍 キングゴブリンに合計57のダメージ』
おっとまだ倒れなかったか。……結構手痛い攻撃を貰っちゃったな。次も溜め技ならありがたいけど違った場合面倒だな。……まあその時はファングに任せようか。
『キングゴブリンの両断 アトラスに60のダメージ』
『アトラスは倒れた』
いやぁ倒されちゃったな。アトラスは結構遅めな分パワーで押してくる相手に上を取られると格段に倒しづらくなっちゃうのが難点かな。まああとはファングにお任せしよう。
『ファングの狼牙【疾風】 キングゴブリンに60のダメージ』
『キングゴブリンを倒した 経験値を756手に入れた』
よし、倒せたな。さあ次はどんなモンスターが相手だ?
『CM・闘士型 lv.28が現れた』
……これはまた厄介そうなモンスターだな。闘士型って名前がついているあたり恐らく超攻撃型の戦闘スタイルだろう。上が確実に取れているのがせめてもの救いか?
『ファングの狼牙【疾風】 CM・闘士型に72のダメージ』
『CM・闘士型の連打 ファングに合計68のダメージ』
これは……ちょっと危ないか? まあ次で倒しきれれば良いんだけどね。
『ファングの狼牙【疾風】 CM・闘士型に73のダメージ』
『CM・闘士型を倒した 経験値を760手に入れた』
『ファングのレベルが1上がった』
良し! しかもレベルアップはありがたい。これで次のモンスターと戦闘しやすくなったぞ。
「……強くなってやがんな。俺のとっておきを倒しちまうとはよ。……だがなまだ戦いは終わってねぇんだなこれがよ」
『天馬 ペガスス lv.31が現れた』
なんでこういう厄介そうなモンスターばっかり来るかなぁ。……まあ見た目は名前で想像する通りの翼の生えた馬だよね。……戦闘スタイルがあんまり浮かばないけど、ただ一つ言えるのははやさのステータスがかなり高そうではある。その点ではファングは相性が良いのかな。
『ファングの狼牙【疾風】 ペガススに62のダメージ』
『ペガススの雷光 ファングに82のダメージ』
あ、これはまりょく攻撃か。これはやばそうな気がしてならない。……バットに交代させた方が良いか? ただ交代して上を取られてバットが何も出来ずに倒されるパターンが一番厳しいかもしれない。……ここは突っ張りますか。
『ファングの狼牙【疾風】 ペガススに63のダメージ』
『ペガススの周囲が電流で満ち始めた』
なるほど、溜め技で来たか。……だけど、遅かったね。
『ファングの狼牙【疾風】 ペガススに62のダメージ』
『ペガススを倒した 経験値を980手に入れた』
「……ふぅ、これはお手上げだぜ。お前は強い、先に進むと良いさ」
敗れたビエラはがっくりと肩を落としていた。深く溜め息を吐くと懐からカードの様なものをジャロに放り投げた。どうやらカードキーのようだ。
「それはここの地下へ降りるためのカードキーだ。ここの幹部なら誰でも持っている代物だ。……そこを進んだ先にアトリエ様がいらっしゃる。……まあ他の幹部が待ち構えているだろうけどな。俺を倒した餞別だ、持って行けこの野郎」
厄介なモンスターばかりですが何とかジャロは勝つことが出来ました。ちなみにペガススの溜め技は確定クリティカルの大技となっています。ファングのスキルが先制攻撃で良かったですね。