第三百十八話 井戸は秘密の入り口
読んでくださりありがとうございます。井戸が入り口となっているようですね。その先に一体何が待ち受けているのでしょうか。
……井戸を降りてみた訳だけど。これは中々どうしてだな。
「……ふぅ、よくジャロくんはサクサク降りる事が出来るね。僕は降りるだけで一苦労だよ。……さて、どうやら当たりだったようだね」
井戸から地下へ降りて来た2人のもとに黒いフードを被った男が2人待ち構えていた。井戸の中はやや暗くもうすぐ日が暮れる時間帯であり、降りた先の光景は見えなかった。がしかし、こんな所で待ち構えられると言う事はこの先に何かあると言っているようなものであった。
「何用かは知らんが、立ち去ってもらおうか」
『ゲッコウ団の見張りが勝負を仕掛けてきた。仲間モンスターは2体いるようだ』
さて、戦闘開始だな。アトラスに頑張ってもらいますか。
『ヘドロフロッグ lv.24が現れた』
1体目はヘドロフロッグか。……確かカロルが使ってきたモンスターだな。毒が厄介だった気がする。……毒にならないように気をつけたい所だな。
『ヘドロブラックの毒手 アトラスに12のダメージ アトラスは毒になった』
『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット ヘドロフロッグに合計117のダメージ』
『ヘドロフロッグを倒した 経験値を495手に入れた』
『アトラスは毒におかされている アトラスに14のダメージ』
おっと、やっぱり毒になっちゃったか。……回復するのもアリではあるけど、それより攻めようか。次はどんな奴が相手なんだ?
『ヘドロフロッグ lv.25が現れた』
……なんだ同じモンスターじゃないか。てっきり違うモンスターが出てくるものだと思っていたよ。……まあアトラスのままで問題ないよね。居合一閃は使えないから……凶連撃でもしておくかな。
『ヘドロフロッグの毒罠 アトラスに20のダメージ アトラスは猛毒になった』
『アトラスの凶連撃 回避された』
『アトラスは猛毒におかされている アトラスに28のダメージ』
……あれ? もしかしてこれやばい状況?
『ヘドロフロッグの潜伏 ヘドロフロッグは沼の中に潜伏している』
『アトラスの凶連撃 回避された』
『アトラスは猛毒におかされている アトラスに56のダメージ』
……。
『ヘドロフロッグの毒手 アトラスに13のダメージ』
『アトラスは倒れた』
……だろうね。潜伏スキルは相手の攻撃やスキルを回避するスキルなのかな? 特に攻撃されたわけじゃないから多分そうなんだろうね。……猛毒でそれをされると厄介極まりないな。
抉れた大顎のおかげでどのスキルでもそれなりに火力は出るようになったんだから三叉槍とかで堅実に攻めて行くべきだったね。操作出来なくなる凶連撃は悪手だったよ。……また毒にされても厄介だからファングで確実に倒していきましょう。
ゲッコウ団の人たちは色々なモンスターでジャロたちに立ちはだかりますが、ヘドロフロッグは結構頻度が高めのようですね。厄介なモンスターなだけに注意しておきたいところです。