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第二百九十六話 ギルドマスターサバン

 読んでくださりありがとうございます。そろそろギルドに着くころですね。


『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット ブラック・ナイトメアに64のダメージ』

『ブラック・ナイトメアの潜行 ブラック・ナイトメアは地中に潜った』


 潜行されちゃったか。回復の必要も無いし……、凶連撃でもしておくか。


『アトラスの凶連撃 回避された』

『ブラック・ナイトメアの潜行 アトラスに13のダメージ』


『アトラスの凶連撃 ブラック・ナイトメアに60のダメージ』

『ブラック・ナイトメアを倒した 経験値を335手に入れた』


 良し良し、無事に倒せたな。……しかしまだレベルアップしないんだね。体感的にはそろそろレベルアップしても良い頃なんだけどなぁ。……お、アムニスヴェーレに戻って来たな。


――

ギルド アムニスヴェーレ支部

――


 さて、ギルドに戻って来たぞ。ええと、報告出来るクエストは1個だけかな。まあ一度に大きく進む訳じゃないからこんなもんでしょう。


「こちらギルド受付になります。何か御用ですか?」


「クエストの報告に来ました」


「かしこまりました、それではギルドカードを提示してください」


「……どうぞ」


「はい、ありがとうございます。確かにクエスト達成が確認出来ました。お疲れ様でした。クエスト達成の報酬金がこちらになっております、ご確認ください。そしてこちらがクエスト達成の報酬となります」


『竜神石を手に入れた』


 うん、嬉しい嬉しい。ファングの進化の時で使い切っちゃっていたから欲しかったんだよね。


「そして、お持ちになった宝箱の鑑定結果がこちらになります」


『緑の果肉を手に入れた』

『舞空術の書を手に入れた』


 おぉ……そこまで嬉しくないな。舞空術の書に至っては2個目だぜ? これを機に誰かしらに使ってみようかねぇ……。


「そしてギルドマスターがジャロ様に面会したいとの事です」


「ええと、ギルドマスターって言うと……。確かサバンさんでしたっけ?」


「はい、サバンでございます。現在サバンは部屋にいますので案内しますね」


 そういえばギルドマスターがシロガネさんからサバンさんに替わっていたけどそのサバンさんに会った事が無かったな。面会したいって受付の人は言っていたけど一体どんな用事なんだろうか。


 ジャロは受付の人に従ってギルドの2階の部屋の前に案内された。この部屋は以前シロガネが使っていた部屋と同じであり、サバンも引き続き同じ部屋を使っているようだ。促されるままジャロがノックをしてその部屋へ入って行った。部屋の中には1人の男が足組みをしながら資料を読んでいた。座っているためややわかりづらいが、やや大柄で体を鍛えているのだろう逞しい腕の筋肉が見て取れた。どうやらこの人物がサバンであるらしい。


「やぁ! 君がシロガネさんが話していたジャロだね。私の名はサバン、この度シロガネさんに代わってこのアムニスヴェーレのギルドマスターだよ」


「……ええと、一体どんな用事で僕は呼ばれたんです……?」


「あぁ、特に無いよ。ただこの目で見てみたかっただけだからね。私がギルドマスターに就任した頃に粗方の所属している人には会えたんだけど、君はその時いなかったからね。君がギルドに帰って来た時に会えたら良かったんだけど丁度その時私が忙しくてね」


 特に用事は無かったのか。まあギルドマスターがどんな人なのかちょっと気になってはいたから僕としても会えて良かったは良かったんだけど、……別にギルドマスターに会う必要性は大して無いんだよなぁ。何か頼まれるのならまだしも。


「あ、そうだ。一つ伝えるのを忘れていたよ。シロガネさんが君の事を探していたんだ。シロガネさんがいる場所は知っているかい?」


 名前は出ていましたがサバンの初登場です。とは言ってもそこまでジャロと絡みがある訳ではないので出てくる頻度はシロガネより少なくなるかと思います。彼の名誉のために言っておきますが、サバンは良い人です。

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