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第二話 遭遇!NPC

 読んでくださりありがとうございます。

――

ディアノルト国

――


 さてディアノルト城を出たが、自分の状態を確認しておかなくてはならないな。さっきもらったアイテムの性能も確認したいしね。ええとこのボタンで良いのかな?


 ジャロがステータス表示のアイコンを押すとステータスが大きく表示された。


――

名前:ジャロ

職業:見習いコマンダー

スキル:指揮 lv.1

所持金:2000G

装備:普通の帽子、普通のシャツ、普通のズボン、普通の靴、――

仲間モンスター:――

――


 ほうほう、最初から所持金がそこそこあるのはありがたいな。そして装備は頭、上半身、下半身、足、アクセサリが着けられるみたいだな。そんでその横にアイテム一覧と大事なもの? なんだこれ? それとライブラリ、設定があるみたいだな。ひとまずアイテム一覧を押して……と。


――

所持アイテム

薬草×2

友愛のリング ☆2

――


 なるほどさっきもらった友愛のリングってのはこれだな多分。薬草もなんか持ってるし詳しく見てみるか。


――

薬草

下級ポーションの材料。そのままでも効果はあるがとても苦い


友愛のリング ☆2

倒したモンスターが仲間になることも。どの指にはめても効果は同じ

スキル:友愛 lv.2

倒したモンスターが仲間になる可能性が少し高くなる。

――


 なるほどこの友愛のリングを装備することでモンスターが仲間になるのか。レベルが高いのかはわからんが初期でlv.2なら多分強力なのだろう。


 しかしだ。プレイヤーステータスに攻撃力やら防御力やらの表記がないことからもわかる通り、このゲームはモンスター同士でしか戦闘できないのである。


 ところがどっこい俺はまだ一体もモンスターを持っていない。どうすれば良いのだろう……。とりあえず友愛のリングをアクセサリに装備して……と。ん? 誰か近くにいる……?


「やあ! さっき城から出てきてその指輪をしてると言うことは、君はコマンダーかな? コマンダーが最近増えてきて僕は本当に嬉しいよ‼︎」


「コマンダーは確かにそうなんだけど……。誰?」


「やっぱりそうか! 僕はコマンダーのルドルフという。気軽にルドルフ先輩と呼んでくれ‼︎」


「はあ、どうも。先輩なんですね、よろしくお願いします」


 無駄にうるさいこの人物はどうやら先輩コマンダーのようである。このゲームは基本一人プレイであり、他のプレイヤーとの交流は一部をのぞき基本は無かったりする。だからこそ俺がこのゲームをやろうと思ったのであるが……。これだけ人が話しかけてくるとは思っていなかった。


 すなわちこれほどまでに熱めにたたみかけてくるこの人物はなんと驚きのNPCである。高性能AIによるNPCとの多彩な交流を謳っているのは伊達ではないということだ。


「しかし見たところ仲間モンスターがいないのかな? 良ければモンスターを仲間するのを手伝ってあげようかい?」


 そういうルドルフ先輩の肩には紫色の鳥が止まっていた。多分あれが先輩の仲間モンスターなのだろう。序盤モンスターのようにも見えるが、やはりこういうモンスターを見ると羨ましくなってくるな。そもそもどうやったら仲間になるのかわからないからこの人に頼ってみるか……。


 ここで出てくるルドルフ先輩の仲間モンスターである紫色の鳥。実はランク2の序盤では強力なモンスターです。

 でも別に名前を出す意味もないかと思って紫色の鳥にしたのは良いけど、次登場した時に進化してて名前変わってたらどうしよう。名前ちゃんと出てくるかな。

 (追記)一部内容を修正しております。報告いただきありがとうございます。

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