第二百八十九話 更なる高みへ……
読んでくださりありがとうございます。バットが更なる進化を遂げるようです。
『バットの魔光弾【闇】 ブラック・ナイトメアに42のダメージ』
『ブラック・ナイトメアを倒した 経験値を357手に入れた』
うん、まだレベルアップはしないな。でもこのぐらいの経験値が入るなら次の戦闘後にはレベルアップしているだろうよ。
『デザート・アリゲーター lv.22が現れた』
デザート・アリゲーターか。これも別に問題なく倒せそうだな。
『バットの竜の炎 デザート・アリゲーターに63のダメージ デザート・アリゲーターは竜の炎にとらわれた』
『デザート・アリゲーターの潜行 デザート・アリゲーターは地中に潜った』
『バットは毒におかされている バットに10のダメージ』
『竜の炎が燃えさかっている デザート・アリゲーターに16のダメージ』
あ、完全に忘れてたわ。そういえば毒になっていたんだっけ。毒を治してから戦闘するんだったな。
『ジャロは風薬草を使った バットの毒は消え去った』
『デザート・アリゲーターの潜行 バットに14のダメージ』
『竜の炎が燃えさかっている デザート・アリゲーターに16のダメージ』
『デザート・アリゲーターを倒した 経験値を310手に入れた』
『バットのレベルが1上がった』
良し! これでバットがlv.29になったな。とりあえずステータスは回復したとして、竜神石を使ってlv.30まで上げてしまおうか。進化が楽しみだしね。
『ジャロは竜神石を使った バットは経験値を2165手に入れた』
『バットのレベルが1上がった』
『――、バットが進化しそうだ。進化先を選んでください』
――
▶︎通常進化
→ノーブル・ヴァンパイア(☆4)
特異進化
→??????(☆5)
進化させない
→ヴァンパイア(☆3)
――
おぉ! 特異進化がまた出来るのかそれは良いや! しかも特異進化したらランクが飛んで上がるじゃないか。それはそれは当然特異進化させますとも。さぁどんなモンスターに進化するんだろうねぇ?
『――、特異進化、準備完了』
『進化が完了しました』
……これはまたカッコ良くなったものだ。何というか……気品? のようなものが感じられるな。モンスターにそんな概念があるのか知らないけどね。もしモンスターに貴族がいるならこんな格好をしてそうな気がするね。さあ、ステータスを確認していこうか。
――
グラーフ・ヴァンパイア lv.30
名前:バット 経験値0/2657
ランク:☆5
ステータス:体力115/115、SP120/120
ちから60、まりょく90、まもり55、はやさ75、うん50
アビリティ:吸血、粘液、爪牙、魔弾【闇】、精神統一、魔光弾【闇】、瞑想、悪の矜持、竜の炎
装備:竜の兜
――
バットが特異進化をしました。ステータスが高水準になっているのはもちろんですがまりょくやはやさといった元々そこそこ高かったステータスが更に高くなっていますね。また体力よりSPの方が高くなっています。これもバットの進化した姿であるグラーフ・ヴァンパイアの特徴であります。