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第二百七十四話 レイテントという組織

 読んでくださりありがとうございます。地下牢で助けてくれた男はレイテントの前のオーナーだった人物でした。レイテントはそもそもどういう組織なんでしょうか。


「オリヴィア……、聞き覚えがある。レイテントのオーナーかは定かではないが王殿の守護隊長の名前だったはずだ」


「……そこの少年は良くそんな事覚えているな。お前が生まれる前の話のはずだが……まあ覚えてもらえて光栄だよ。いかにも俺はその昔王殿の守護隊長だった。レイテントは元々王様をお守りするために俺が作った組織だ。そこから俺は傭兵の訓練も担うようになった、国のためにな」


「そして俺たちがその組織を乗っ取ってやったんだ。お前の作った物を有効活用してやったんだ感謝されても良いくらいなんだがな。おっと、……闇雲に攻撃して来ても当たりゃしねぇよ」


 オリヴィアは悠長に喋り続けるファトーレを狙って竹の棒を振り回したがそれら全てが避けられてしまった。狭い地下牢で長い竹の棒は操縦しにくいだろうがそれにしてもファトーレは見事な体捌きである。


「……ごほ。……オリヴィアと言ったか? これを使え、……それよりは役に立つはずだ」


 マバロは懐から小さな刀を取り出すとオリヴィアに向かって放り投げた。オリヴィアはそれを掴み取ると切れ味を確かめるように鋭く振り、満足そうに頷いた。


「良いね、ちょっとこの棒は長かったんだよな。このくらいのサイズ感ならお前に立ち向かえそうだな」


「そんな刃物どこに持っていたんだよ。……まあ関係無いか。さっきも言っただろう、俺は催眠で自己強化しているんだ。だから俺が負けることはねぇんだよ‼︎」


 武器が変わったオリヴィアであったがあえなくファトーレに倒されてしまった。オリヴィアは地下牢の壁に叩きつけられうめき声を上げていた。ファトーレはその様を見てニヤリと笑うとこちらへ振り返った。


「さて、後はてめぇを打ちのめすだけだな。全員檻の中で大人しくしておいてもらおうか」


『レイテントのファトーレが勝負を仕掛けてきた。仲間モンスターは4体いるようだ』


 ここで戦闘に入るのか。殴りかかってこなくて良かったよ。……しかし相手は4体いるのか。気を引き締めて戦わないとな。


『ニードル・タワー lv.23が現れた』


 おぉ、ニードル・タワーが相手なのか。前は確かサボテン・ニードルだったな。進化しているとはね。まあでもこっちはバットだから問題無く倒せるよね。


『バットの竜の炎 ニードル・タワーに57のダメージ ニードル・タワーは竜の炎にとらわれた』

『ニードル・タワーの抉棘拳 バットに33のダメージ』

『竜の炎が燃えさかっている ニードル・タワーに14のダメージ』


 もう1回竜の炎で倒せるはずだ。


『バットの竜の炎 ニードル・タワーに58のダメージ』

『ニードル・タワーを倒した 経験値を375手に入れた』


 よし、1体目撃破だな。次は誰だ。


『ナイトメア・ブラッド lv.23が現れた』


 ナイトメア・ブラッドか。コイツは前に戦ったままだな。ちょっとレベルは上がってはいるけどね。さて、SPが足りないんだなこれが。回復出来るかな?


『ジャロは肉塊を使った バットのSPが60回復した』

『ナイトメア・ブラッドの毒牙 バットに26のダメージ』


 よし、間に合いそうだな。それじゃあ竜の炎をお見舞いしようか。


 さて戦闘開始です。ファトーレと戦闘するのは何回目でしょうか。竜族の戦いも含めて4回目ですかね。そろそろ観念してもらいたいものですが……。

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