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第二十三話 仲間が増えました

 読んでくださりありがとうございます。仲間が増えました。


――

ディアノルトの教会

――


 ようやく着いたぞ。恐らくここに違いあるまい。距離は然程遠くないが、こんな急な坂の上とは思わなかったぞ。息切れしそうだ。


 おや? 教会から誰かが出てきたようだ。あの格好からしてシスターさんかな?


「あら? お客さんですね。すみません今日のミサは終わってしまったんですが、どうされますか?」


「あの、ギルドのクエストで来たのですが、何をすればいいのですか?」


「コマンダーの方でしたか、失礼しました。それでは教会長を呼んで参りますので礼拝堂の中でお待ちください」


 そういうとシスターはジャロを教会の中の礼拝堂へ案内した。礼拝堂には多数の長椅子があり、どこに座ればいいか迷ったが後ろの端の方にジャロは座った。


「お待たせいたしました。ええとどちらにお座りで? 姿が見えないのですが」


「あ、すいません。ここです」


「ああ、そちらでしたか。おっと動かないで結構です。私の方から向かわせていただきます。私教会長をしております、ミハイルと申します。ギルドからはジャロと仰られる方が来られると伺ってますがお名前を伺っても?」


「あ、そうです。ジャロと言います。よろしくお願いします」


「今回ジャロ様には礼拝堂の裏の地下室の清掃をお願いしてもらいたいのです。清掃と言っても掃除ではございません。それでしたら手前どもで充分でございます。地下室に住み着いたモンスターを何体か掃除していただきたいのです」


「なるほど、そういう清掃活動なんですね。何体ほど倒せばいいんですか?」


「そうですね。ついこの間にも他の方にやっていただきましたので、5体ほど掃除していただければと思います」


「わかりました」


――

礼拝堂地下室

――


「それではジャロ様よろしくお願いします」


 教会長はそういうと地下室を去っていった。地下室は薄暗く埃のようなにおいが立ち込めていた。この環境ならばモンスターが住み着いても仕方あるまい。というか暗過ぎて進む気にもならないのでロンドールさんにもらった懐中電灯を早速使うことにする。しかしジャロの視界は明るくなるどころかむしろもっと暗くなったのである。


『ムラサキドクグモlv.9が現れた』


 早速モンスターが現れたようだ。名前からして毒を使ってくるモンスターだろうが毒を治す手段がないので使われる前に倒しておきたいところである。


『バットの魔弾【闇】 ムラサキドクグモに19のダメージ』

『ムラサキドクグモの毒針 バットに4のダメージ』


 毒針攻撃かあ。どうでもいいけどそれ口から発射するんだね。てっきり糸出す所からだと思ってたよ。これ毒になったら面倒だよな。解毒薬の類を持ってないからなあ。まあなったらなったで考えようか。


『バットの魔弾【闇】 ムラサキドクグモに20のダメージ』

『ムラサキドクグモを倒した 経験値を85手に入れた』

『バットのレベルが1上がった』


『ムラサキドクグモが仲間になりそうだ。仲間にしますか? ▶︎はい いいえ』


 お! どうやら仲間にすることが出来たらしい。2体目の仲間か、2体に増えるのに随分と時間がかかったな。早速仲間にするとしよう。


 やっとこさ仲間が増えました。クモって評価分かれるかもしれませんが、私は割と好きです。

 教会の清掃活動は掃除ではありませんでした。モンスター清掃ですね。まあそっちの方がコマンダーにはありがたいでしょうね。

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