第二百六十三話 竜族の戦い
読んでくださりありがとうございます。水竜様対光竜様です。どんな戦いになるんでしょうか。
……これはまたすごいステータスだな。まあでも水竜様だからステータスが高いのも頷けるよね。ただ、相手も竜だからステータスは大体同じだろうし撃つアビリティとかを間違え無いようにしないとね。それじゃあ知らないアビリティを確認しておこうか。
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水流弾 水属性
水流の弾丸を相手に向けて放つ。
威力 60 精度 80 消費SP 18
水陣【砦】 水属性
水で作った防壁で周りを取り囲む。相手より先に動けこのターン一切の攻撃を受けない。
威力 ―― 精度 70 消費SP 30
竜の沫 水属性
竜の口によって圧縮して放たれる水飛沫。その威力は絶大。
威力 125 精度 70 消費SP 35
魔爪【波】 水属性
水属性のまりょくを込めた爪で相手を攻撃する。
威力 70 精度 90 消費SP 25
大咆哮 無属性
相手を威圧する大いなる咆哮を放つ。相手を威圧状態にさせる。自分のちからとまもりを上げる。
威力 ―― 精度 ―― 消費SP 50
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おぉ、どれもこれも強力なものばかりだな。SPが205あるからどれをどう撃つのが効率的に戦闘出来るか……なんだけど、とりあえず魔爪【波】を撃ってみますか。
『ムーロサッケルの魔光弾【光】 アムニスヴェーレに45のダメージ』
『アムニスヴェーレの魔爪【波】 ムーロサッケルに32のダメージ』
あ、やべ。これ失敗だわ。次は水流弾でもって思ったけどそんな余裕無いや。竜の沫で挽回しよう。
『ムーロサッケルの魔光弾【光】 アムニスヴェーレに44のダメージ』
『アムニスヴェーレの竜の沫 ムーロサッケルに62のダメージ』
良し良しこれで大体同じくらいのダメージになったな。でも同じくらいのダメージだとこっちがはやさで負けている分厳しい戦いになっちゃうよね。竜の沫連打でいいかな。
『ムーロサッケルの瞑想 ムーロサッケルの頭は冴え渡る』
『アムニスヴェーレの竜の沫 回避された』
あ……。これ……終わりじゃない? 何でこう言う時に限って回避されちゃうかなぁ。まあ精度70はそれこそ回避される確率は高くはあるんだけどさ。
そして瞑想されちゃったか。……こっちも瞑想しておくか? いやクリティカルヒットを出すのと2回当てるのは変わらないからなぁ。それに瞑想の次の竜の沫が当たるとも限らないし。当たれと祈りながら撃ち続けるしかないのかな。
『ムーロサッケルの魔光弾【光】 クリティカルヒット アムニスヴェーレに97のダメージ』
『アムニスヴェーレの竜の沫 クリティカルヒット ムーロサッケルに139のダメージ』
ここでクリティカルヒットは大きいぞ。一気にこれで挽回出来た。恐らく向こうの体力的に次のターンに竜の沫を当てれれば倒せるけど、精度70をあまり過信したくないから一旦回復させておこう。ここは豪勢に高級ポーションで回復させようか。
『ジャロは高級ポーションを使った アムニスヴェーレの体力が200回復した』
『ムーロサッケルの大咆哮 ムーロサッケルは周囲を威圧している ムーロサッケルのちから、まもりが上がった』
水竜様のアビリティは中々強力なものが多いです。魔爪【波】は本来であればかなり強いアビリティなんですが相手もステータスが高い分ダメージはあまり稼げませんでした。ジャロはいいタイミングでポーションを使いましたね。大技を撃っていた場合ただのSPの無駄になりますから。