第二百二十八話 黒を纏う
読んでくださりありがとうございます。道中の敵にしてはダメージを結構負ってますね。回復するのが大変です。
『ファングの狼牙【疾風】 ブラック・ナイトメアに66のダメージ』
『ブラック・ナイトメアを倒した 経験値を298手に入れた』
よし、倒せたな。それじゃあ回復だ。薬草類を買っておいて良かったよ。毒には風薬草だったな。
『ジャロは風薬草を使った ファングの毒は消え去った』
『ジャロは低級ポーションを使った ファングの体力が40回復した』
しかしあれだな。貰うダメージも倍な分倒しきれなければ結構貰っちゃうから毎回回復の必要が出てくるのは少し面倒だな。
それにアルミュール・ブラッディみたいなダメージが重い系のモンスターが相手だと1発で吹っ飛ぶのも厳しいよな。はやさは充分だから威力が高めのアビリティを習得するとかだとさらに戦いやすいんだけどね。
『サボテン・ニードル lv.19が現れた』
お、サボテン・ニードルか。これで……4体目かな? まあ後で確認すればいいさ。コイツなら1発で倒しきれるはずだ。
『ファングの狼牙【疾風】 サボテン・ニードルに67のダメージ』
『サボテン・ニードルを倒した 経験値を258手に入れた』
『ファングのレベルが1上がった』
『ファングはアビリティ:黒纏を習得した』
よし、レベルアップしたな。そしてアビリティを習得したと……、黒纏か。黒い何かを纏う……って言う事なのか? どういうものなのかライブラリで確認しよう。
――
黒纏 闇属性
黒く禍々しいオーラを身に纏う。ちからと回避率が少し上がる。
威力 ―― 精度 90 消費SP18
――
……ふむ、バフをかけられるって事だな。回避率が上げられるのは生存率が上がるから嬉しいけどこのスキルを撃っている暇が果たしてあるんだろうか? 相手の攻撃を回避出来れば無償でちからを上げられるから強いけど……。回避率を上げられても当てれば問題無いからな。消費SPもちょっと重いしあんまり使わないかな。
……お、アムニスヴェーレの近くまで来たな。関所が見えるしこの辺りでルインのレベルでも上げておこうか。先頭をルインにして……、さあて誰がエンカウントする?
『サボテン・ニードル lv.20が現れた』
……サボテン・ニードルか。そういや確認し忘れていたけどどうせもう討伐の必要が無いんだぜ? どうせならクエスト対象モンスターが良かったよ。……まあエンカウントしたもんはしょうがないな。ええと、バットで良いな。
『ルインとバットを入れ替えた』
『サボテン・ニードルの棘拳 バットに11のダメージ』
『バットの竜の炎 サボテン・ニードルに61のダメージ サボテン・ニードルは竜の炎にとらわれた』
『サボテン・ニードルの棘拳 バットに11のダメージ』
『竜の炎が燃えさかっている サボテン・ニードルに15のダメージ』
『サボテン・ニードルを倒した 経験値をそれぞれ140手に入れた』
『ルインのレベルが1上がった』
よし、狙い通りにルインのレベルアップが出来たな。それじゃあギルドへ帰りますか。
ファングが新しくアビリティを習得しました。同じくちからを上げる咆哮と少し異なりこちらは回避率を上げあわよくば何もされずにただちからを上げようとするスキルです。ちょっとテクニカルですね。