第二百二十六話 激闘の果てに
読んでくださりありがとうございます。アルミュール・ブラッディ戦の続きです。
『ジャロは上級ポーションを使った アトラスの体力が100回復した』
『アルミュール・ブラッディの潜行 アルミュール・ブラッディは地中に潜った』
『アトラスは毒におかされている アトラスに10のダメージ』
ここで潜行か。まあなけなしの攻撃を回避されるよりは良いでしょう。さて、何回も回復していてはジリ貧だからな、アトラスを回復するのはこれで最後だ。次何を撃とうか。三叉槍か凶連撃の2択だな。外す可能性を度外視すれば当然凶連撃なんだけどなぁ。……行くか。
『アルミュール・ブラッディの潜行 アトラスに49のダメージ』
『アトラスの凶連撃 アルミュール・ブラッディに31のダメージ』
『アトラスは毒におかされている アトラスに10のダメージ』
『アルミュール・ブラッディの毒匕首 アトラスに40のダメージ』
『アトラスは倒れた』
うん、よくやったぞアトラス。相手の体力がどれくらいかは分からないけど、多分半分は削れたはずだ。アトラスが倒されたのは痛手だけどこいつを倒せないのはもっと痛手だ。
さて、次誰にするかだな。アトラスは遅めのモンスターだからアルミュール・ブラッディのはやさは正直よく分からない。それじゃあ確実に上を取ろうか。
『ファングの狼牙【疾風】 アルミュール・ブラッディに37のダメージ』
『アルミュール・ブラッディの潜行 アルミュール・ブラッディは地中に潜った』
うん、結構ダメージは入るな。……待てよ、これ傷だらけの呪札の効果か。つまりアトラスで50弱のダメージなのをファングでは100ダメージ以上を覚悟しなくちゃいけないってことか。どうしたって耐えないな。ファングの体力は確かに全快だけど86/86だしね。となると誰かに入れ替えた方が良いな。バットは攻撃さえ出来れば倒しきれそうだけど、上を取れていない可能性がある以上はリスクが高い。ルインで踏ん張ってもらうのが一番かな。
『ファングとルインを入れ替えた』
『アルミュール・ブラッディの潜行 ルインに51のダメージ』
うーむ、このダメージはやっぱりでかいな。これは次毒匕首でも耐えないな。一回回復してみようか。毒匕首ならルインで勝つことは諦めなければいけないけど潜行なら攻撃のチャンスはあるよね?
あ、ちょっと待って、……そういえばさ確か小型手榴弾って持っていたよね。手に入れたのはかなり前だった気がするけど……。うん、あるね。これ今使ったらどうなるんだ?
『ジャロは小型手榴弾を使った アルミュール・ブラッディに20のダメージ』
『アルミュール・ブラッディを倒した 経験値をそれぞれ312手に入れた』
おぉ……。倒せた。小型手榴弾の存在を思い出せて良かった良かった。しかし激闘だった。かなりの強敵だったことは間違いないな。
……特に手に入ったものは無いか。なんかあっても良かったんだけどなぁ。まあいいか宝箱はどこだろ。お、やっぱりあるね。しかも白い光があった場所だなここは。つまりあいつは宝箱を守る強敵モンスターだったってことだ。……お? ……もしかして?
『金の宝箱を手に入れた』
何とかアルミュール・ブラッディを倒せましたね。小型手榴弾の存在が完全に忘れられている気がしてましたが意外とジャロは覚えていましたね。アトラスは倒されてしまいましたが☆4モンスターが相手ですから致し方ありません。大健闘です。そして金の宝箱が手に入りました。中身がかなり気になりますね。