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第百九十二話 古びた御守り

 読んでくださりありがとうございます。後はギルドに戻って報告するだけですね。


 ……ほう、強いなこれは。まりょく由来攻撃に限ってクリティカルヒットにさせるのか。次の……と書いてあるからまあ効果は一回限りだとは思うけど、竜の炎が確定クリティカルヒットって考えればかなり凶悪だな。


 それにこれなら魔光弾【闇】でも戦えるかもしれない。スキル自体のSP消費はかなり重めではあるけど結果的にSPの節約にもなりそうだ。……さて、アムニスヴェーレに到着したな。さっさとギルドに行って報告しますか。


――

ギルド アムニスヴェーレ支部

――


 さあ、ギルドへ帰って来たからステータスも回復したな。結果的にはエンケと戦った後あそこまで回復させる必要性は無かったけどそれは結果論だよね。


「こちらギルド受付になります。何か御用ですか?」


「クエストの報告に来ました」


「かしこまりました、それではギルドカードを提示してください」


「……どうぞ」


「はい、ありがとうございます。確かにクエスト達成が確認出来ました、お疲れ様でした。クエスト達成の報酬金がこちらになっております、ご確認ください。それからこちらがクエスト達成の報酬となります」


『古の御守り【藍】を手に入れた』


 ……へぇ、古の御守りか。なんだか何種類かありそうな名前ではあるけどどんな性能なんだろう? 後で確認しようか。


「そしてギルドマスターよりジャロ様へ話があるようですのでギルドマスターの部屋へ訪れてくださいませ」


 話……? 一体なんだろうか。クエスト自体は達成しているけどまだ何かあるんだろうか? ……まあとりあえず言われた通り行ってみますか。でもその前にもらった装備の性能を確認しようか。


――

古の御守り【藍】 ☆5装備

アムニスヴェーレに伝わる古い御守り。藍色に輝くその御守りを持つものは水属性のちからが湧く。

効果:水属性のスキルの威力が1.5倍になる

――


 ほうほう、これはかなり強力な装備だな。でも今はいらないかな。水属性のスキルが撃てるアビリティを持っている仲間モンスターはいないし、唯一撃てるのは魔弾【波】くらいだけどそれは波打つ竜鱗が装備されてないと使えない。ひとまずは装備することが無いけどスキルが豊富になれば使える装備だな。さて、それじゃあシロガネさんの話でも聞きに行きますか。


「ジャロ様、よくぞクエストを達成してくださいました」


 ジャロがシロガネの自室へ入るや否やシロガネはジャロにこう言った。確かにジャロはクエストオアシスの危機を達成した。とはいえクエストを達成しただけでシロガネがわざわざ労いに自室に呼んだとは到底思えずジャロは少し戸惑った。


「ふふ、話はそれだけではありませんからご安心ください。あなたを見込んである話があるのですよ」


「まあそれだけでは無いとは思ってなかったんですが、ええと、一体何の話があるんですか?」


「あなたにこれを持っていてもらいたいのですよ。なに持っているだけで構いませんからどうぞお受け取り下さい」


『水竜のカギを手に入れた』



 面白いアイテムを貰いましたね。古びた御守りは闇の国ディアノルトにも当然古来から伝わってきたものが保存してあります。つまり全部で5種類あるということです。続いて手に入れた水竜のカギですが、これは一体どういうアイテムなんでしょうか。

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