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第百九十話 激闘は続く

 読んでくださりありがとうございます。エンケ戦もいよいよ大詰めです。もう一月が終わりを迎えようとしています。……早いものですね。


『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット アルデバランに42のダメージ』

『アルデバランの牛歩 クリティカルヒット アトラスに57のダメージ』

『竜の炎は消え去った』


 ここで竜の炎の効果が切れたか、まあ充分でしょう。さすがにクリティカルヒットはかなりダメージを入れられるな。こっちも重たい攻撃は食らったけど向こうもギリギリなはずだ。次で決めるぞ。


「すごいですね、このモンスターをここまで追い詰めるとはさすがの一言に尽きますよ」


『アルデバランの大咆哮 アルデバランは周囲を威圧している アルデバランのちから、まもりが上がった』

『アトラスは威圧されて動けない』


 ……はぁ? なんだそれは。威圧されて動けないのは百歩譲って分からないでもないけど、その後のバフが反則だろうよ。ちからもまもりも上げてくるとはね、まあ上が取れているだけまだマシなのかな?


『アトラスの三叉槍 アルデバランに23のダメージ』

『アルデバランの牛歩 クリティカルヒット アトラスに63のダメージ』

『アトラスは倒れた』


 くぅ、アトラスも倒されたか。ファングも倒された場合がかなり面倒ではあるが……かと言ってアイアンやユカリでは1ターンで潰されてお終いだ。ファングしかない……頼むぞ。


『ファングの狼牙【疾風】 アルデバランに19のダメージ』

『アルデバランを倒した 経験値を815手に入れた』

『ファングのレベルが1上がった』


 ……ふぅ、ようやく倒せたか。このモンスターは……強敵だったな。


「……‼︎ なんと倒されるとは思わなかった。……素晴らしい」


 どうやらアルデバランはエンケにとって絶対的なエースモンスターだったようだ。そのモンスターで敗走した事実にやや動揺していたようにも見える。が、しかしアンテナを設置した際のエンケは冷静そのものだったのであろう。速やかにアンテナを片付けるとジャロにこう言い放った。


「その素晴らしい実力が一介のコマンダーに備えられているとは思いもしませんでした。まさか幹部であるこの私が妨害されるとはね。しかし我々の目的は誰にも妨害なぞさせやしません。それをゆめゆめお忘れなきよう」


 言い終わるや否やエンケは懐から煙幕を取り出し地面へ投げつけた。ジャロの視界が晴れた時にはもうすでにエンケの姿は消えていたのである。


 ……捕らえる事は出来ないんだな。まあ悪事を止められた事をひとまず良しとするか。大分消耗してしまったな。ファングだけでも一応アムニスヴェーレには帰れるとは思うけど、誰かしらは回復しておいた方が良いかな。


 ……そうだな、バットを回復させよう。初級エリクサー1個に中級ポーションを1個使おう。SPはどこまで回復させるか迷うんだよな……、肉塊を1個使おうかな。アムニスヴェーレまでならこれくらいで足りるんじゃないかな。


『ジャロは初級エリクサーを使った バットは元気を取り戻した』

『ジャロは中級ポーションを使った バットの体力は70回復した』

『ジャロは肉塊を使った バットのSPは60回復した』


 うん、これで道中も大丈夫だな。まだ何かあると大変だしさっさとアムニスヴェーレへと帰りますか。



 このゲームの敵キャラクターはどうやら煙幕を使うのが好きなんですかね。それとも逃げるのに主流のやり方なんでしょうか。まあ何はともあれエンケ戦に無事勝つことが出来ました。これであとは帰還するだけですね。

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