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第百八十七話 湖でのんびり珈琲を?

 読んでくださりありがとうございます。コールの源泉には先客がいるようです。


――

コールの洞穴

――


 コールの洞穴には特に変わった点は無いかな……。いや、足跡があるな。あの足跡はブーツ系統の靴の跡かな……? 僕の靴は前ここに来た時からずっと厚底のスニーカーだから僕の足跡の可能性は無い。つまり誰か来ていたってことだ。カロルの可能性もあるが……、あいつどんな靴だったっけ? まあとにかく誰かしらが最近この場所に来たって事だ。まあここであれこれ考えたってしょうがないよね。とりあえず進みますか。


――

コールの源泉

――


 さて、コールの源泉に到着した訳だが、……? なんだかいい香りがするぞ?


「おや、お客さんですか。こんな何も無い所にいらっしゃるとは珍しいですね」


 突然の声にやや驚きながらもジャロが源泉の奥を注意深く見てみると、何やらフードこそ白いものの他すべてが黒に包まれ、一際目立つ漆黒のブーツを身につけた青年がいた。彼はいい匂いのする珈琲を飲みつつコールの源泉へ向かって建てられた不気味なアンテナをじっと眺めていたのである。


「ええと、あなたはここで何をしているんです? それにそのアンテナは一体何ですか?」


「ふむ、随分と知りたがりのお客さんですね。まあ、好奇心旺盛なのは結構なことでしょうが、少々首を突っ込みすぎている気もしますね」


 丁度珈琲を飲み終えたらしいその青年は立ち上がると微笑みながらジャロの方に振り返った。


「この機械は少し時間がかかりすぎるので暇を持て余していたのですよ。珈琲を飲み終えた後何をして時間を潰そうかと思っていました……。が、あなたが相手をしてくれそうですね」


 結局ジャロの質問には何一つ答えないばかりかどうやらジャロは戦いに挑まれているらしい。話が見えず少し狼狽えているジャロを上から下まで観察して再びその青年は口を開いた。


「ふふ、私が何を言っているのか分からないようですね。まあ確かにあなたは私を知らないでしょう。しかし私はあなたの事を知っています。……部下から詳しくね。さて話はこれくらいにしておきますか、そろそろ戦闘を始めましょう。あぁ、そうだ。自己紹介がまだでしたね」


「私レイテントで幹部を務めておりますエンケと申します、以後お忘れなきよう」


『レイテント幹部エンケが勝負を仕掛けてきた。仲間モンスターは2体いるようだ』


 幹部かぁ……。まあ予想は何となくしてたんだけど、実際対峙するとは思わなかったな。でもまあ相手は2体だけのようだし、なんとか頑張ってみますか。


『バーン・イーグル lv.25が現れた』


 おっと、1体目から強烈な相手だな。まあ幸い先頭はバットだし相性的には悪くない。それにさっきレベルアップしたからステータスも全快だ。出し惜しみ無し全開でいきますか。


 さてクエストも大詰めですね。この戦いがオアシスの危機クエストの最後のイベントになります。ジャロが勝てると良いですね。

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