第百八十六話 虹薬草の効き目
読んでくださりありがとうございます。どうやらもう一度コールの源泉を目指すようです。
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スレド砂漠
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ついさっき訪れた場所にもう一度行かないといけないのはあんまり気乗りしないんだよなぁ。最初に行った時に何も収穫が無さそうに思えたあの場所にまさかこう何度も行く羽目になるとはなぁ。ま、ギルドマスターの頼みは無碍には出来ないよね。それじゃあファングを先頭にしてコールの源泉へ行きましょうか。
『デザート・アリゲーター lv.19が現れた』
お、デザート・アリゲーターか。特に問題無いだろうしサクッと倒しますか。
『ファングの狼牙【疾風】 デザート・アリゲーターに30のダメージ』
『デザート・アリゲーターの捕食 ファングに14のダメージ』
『ファングの狼牙【疾風】 デザート・アリゲーターに29のダメージ』
『デザート・アリゲーターの捕食 ファングに12のダメージ』
うん、順調だね。次の攻撃辺りで倒せるかな。
『ファングの狼牙【疾風】 デザート・アリゲーターに30のダメージ』
『デザート・アリゲーターを倒した 経験値を279手に入れた』
『ファングのレベルが1上がった』
お、レベルが上がったな。よしよし、これでちょっと消耗したステータスも回復出来たな。ええと次じゃあ誰を先頭にしようかな。……お、なんだバットがレベルアップ間近じゃないか。これは素直にバットを先頭にしてレベルアップさせようか。
『ブラック・ナイトメア lv.20が現れた』
ブラック・ナイトメアね。潜行されると攻撃が外れちゃうけど上取ってるしその辺は問題無いね。
『バットの竜の炎 ブラック・ナイトメアに53のダメージ ブラック・ナイトメアは竜の炎にとらわれた』
『ブラック・ナイトメアの毒牙 バットに16のダメージ バットは毒になった』
『竜の炎が燃えさかっている ブラック・ナイトメアに13のダメージ』
『バットは毒におかされている バットに8のダメージ』
おっと、毒になっちゃったか。まあなったものは仕方ないね。とりあえずブラック・ナイトメアを倒すことに集中しようか。
『バットの竜の炎 ブラック・ナイトメアに52のダメージ』
『ブラック・ナイトメアを倒した 経験値を319手に入れた』
『バットのレベルが1上がった』
よし倒せたな。そしてバットがレベルアップした…と。これでステータス自体は回復してはいるんだけど、毒は確か回復しないんだったよね? ちょっと確認してみるか。
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ヴァンパイア lv.24
名前:バット 経験値318/1157
ランク:☆3 状態:毒
ステータス:体力86/86、SP80/80
ちから46、まりょく54、まもり35、はやさ50、うん33
アビリティ:吸血、粘液、爪牙、魔弾【闇】、精神統一、魔光弾【闇】、竜の炎
装備:竜の兜
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やっぱり毒のままだね。毒を回復させる薬草は……、あれ持ってないのか。そうか、火傷回復の火薬草と麻痺回復の水薬草、それから全部治す虹薬草以外の薬草は持ってないんだね。……しょうがない虹薬草を使おう。
『ジャロは虹薬草を使った バットのすべての状態異常が治った』
へぇ、虹薬草って使ったらこんな感じなんだ。まあ間違いなく便利ではあるね。クエストが一段落したらもう一個買っておこうかな。……さて、到着でいいのかな?
さすがにコールの洞穴までの道のりは余裕がありますね。まあこれくらい楽に行ってくれないと次に起こるであろうイベントが消化しきれないでしょう。さあ到着したみたいですね。