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第百六十五話 イベントは突然に

 読んでくださりありがとうございます。前回手に入ったドロップアイテムの性能はいかほどなんでしょうか。


 よし、無事に倒せたな。そしてアトラスのレベルが上がったのは良いことだ。かなり体力を消耗していたからね、ステータスが回復出来たのは素晴らしい。そして、ドロップアイテムが手に入ったんだけど……、これ何だろ? とりあえず確かめてみるか。


――

黒色の大顎 ☆3 装備

不気味なほどに黒い大きな顎。僅かに血の匂いが残る

効果:ちから+5、はやさ−2

――


 お、これはちょっと面白い装備だな。群を抜いて早いモンスターもしくは群を抜いて遅いモンスターに適性がありそうな火力上昇の装備だな。今ファングはどんな装備をしているんだっけ? ゴブリンの牙か、つまりちから+3なだけだから装備を変えようか。さて、ステータスはどうなったかな?


――

ブラック・バトルウルフ lv.20

名前:ファング 経験値:479/725

ランク:☆3

ステータス:体力43/77、SP47/57

ちから55、まりょく30、まもり39、はやさ50、うん33

アビリティ:加速、爪牙、咆哮、硬化、狼牙【疾風】

装備:黒色の大顎

――


 おお、これはかなりパワーアップしたな。ステータスで見てもアトラスと差は無いようなものだし、スキルは元々強かったからね。これはさらにこれからの攻略がスムーズになりそうな予感がするぜ。


 さて、ステータスもあらかた確認出来たことだしさっさとここから出てギルドへ戻るとするかな。スレド砂漠のクエストも達成出来たからクエストがかなり進んだんだよね、報酬が楽しみだな。


 強敵ブラック・アリゲーターを思ったより簡単に攻略出来た事や、ドロップアイテムでさらに仲間モンスターを強化出来た事からなのだろうか。クエスト達成報酬が期待出来るかもしれないとギルドへ戻る前から考えてしまうほどにジャロは気を抜いていた。しかしそんなジャロに思わぬ危機が忍び寄っていることなどジャロには知る由も無かったのである。


 しかしあれだね、洞穴の攻略っていうのは行きは迷うけど帰りは楽で良いね。だって奥の空間から出口までは一本道なんだからね。特にエンカウントもしないし、モンスターを警戒する必要もない。楽そのものだよ。


 そういえばこの洞穴の道でやけに広かった道があったな。他の道を選んだけど結局この道に収束したんだっけか? 掘り進めるにしたってこんなに広い必要性は無いと思うけどね。たしかこのちょっと広い空間の後の道だったっけな。


 ……、なるほど。やけにその道が広かった理由が実はあるのかもしれないな。……あったとしても知りたいって言うわけじゃないんだけどなぁ。


 ここラルードの洞穴は他の洞穴同様、そこを住処とするモンスターが岩盤を掘り進めてつくられている。しかし洞穴を今までにジャロが目にしたモンスターが掘り進めた……とは思えないほどに広々とした道がラルードの洞穴にはあったのである。


 そしてその広々とした道へと続くはずの通路の入り口、ギリギリその場所を避けて通れないほど地点が白く光っていたのである。それはすなわち強制イベントの発生を意味していたのである。


 久しぶりの強制イベントです。この強制イベントのトリガーはシャダル砂漠でいずれかの洞穴を攻略することです。攻略後に発生するので消耗した状態で何らかのモンスターと戦うことになります。さてどんなモンスターと戦うことになるんでしょうか。

 (追記)ファングの経験値の値を間違えていましたので修正しています。

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