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第百四十六話 銀の宝箱の中身は……?

 読んでくださりありがとうございます。前々回手に入れた銀の宝箱の中身は一体なんでしょうか。


――

ギルド アムニスヴェーレ支部

――


 さて、ギルドに戻ってきたぞ。アムニスヴェーレ近くの砂漠にある洞穴の場所について情報を集めないとな。……でもどうやって情報を集めようか。とりあえずキャロットさんにでも聞いてみるか。その前に宝箱を鑑定してもらおうかな。


「こちらギルド受付になります。何か御用ですか?」


「……クエストの報告に来ました」


「かしこまりました、それではギルドカードを提示してください」


「どうぞ」


「はい、ありがとうございます。確かにクエスト達成が確認出来ました、お疲れ様でした。宝箱はこちらで鑑定させていただきます。クエスト達成の報酬金がこちらとなっております、ご確認ください。それからこちらが今回のクエストの報酬となります」


『竜神石を手に入れた』


 竜神石かぁ、割と嬉しいね。こういうアイテムは何個あったって良いものだよ。


「そして宝箱の鑑定結果がこちらとなっております」


『舞空術の書を手に入れた』


 お? 今回もスキル本だったけどこの中身は嬉しいかもしれないぞ。舞空術って言えば攻撃しながらちからとはやさを少し上げるあのスキルだろ? スキル本で手に入るとは思わなかった、これは結構ラッキーなのかもしれないな。


 じゃあ無事報告も終わったことだし、キャロットさんに聞きに行きますか。ええとキャロットさんっていつもどこにいるの? そもそもそれを知らないや。誰かに聞くか、……あそこにいる女の人で良いかな。


「すみません、ちょっと良いですか?」


「! ……、ええ、構わないわ。何かしら」


 いきなりジャロに話しかけられたためにその女の人は多少面食らったようだが、すぐに落ち着きを取り戻したようだ。


「キャロットさんって今どちらにいらっしゃるか知ってますか?」


「キャロット……、あぁ秘書さんのことか。その人ならいつもは受付の奥にいるけど今はいないっぽいから部屋で仕事でもしてるんじゃないかな。奥の階段を2階に上がった2番目の部屋がそうだよ」


「ありがとうございます」


 よしよし、キャロットさんの場所がわからないと聞くものも聞けないと思っていたけどなんとかなるもんだな。奥の階段を2階に上がった2番目の部屋って言われたけど、……ここかな? 一応ノックをして入ってみますか。


「……失礼します。キャロットさんはおられますか?」


 ……あれ? 返事がないな。とりあえず入ってみるか。


 ジャロが2回ノックをした後に部屋に入ると堆く積み上げられた書類の山がジャロを出迎えた。秘書の仕事に加えて、ギルドマスターの仕事もやっているためにこのような凄まじい量になったのだろう。キャロットの苦労が見て取れる程にその書類の量は凄まじかった。



「……あまり書類の内容も見るものじゃないな。機密事項だろうし」


「ええ、その方が良いわ。処分を考えるのも面倒だもの」



 ということで宝箱の中身はスキル本でした。まあ大体中身はスキル本です。とはいえ舞空術スキルが覚えられるだけあって貴重です。まあ使えるモンスターがいればの話ですがね。

 (追記)報酬ありのクエストにも関わらず報酬を書くのを忘れておりました。申し訳ありません。そのため一部本文を修正しております、ご了承ください。

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