第百四十五話 竜神石を使いますか……?
読んでくださりありがとうございます。どうやらジャロはギルドに戻るみたいですね。
しかし他の洞穴の場所がわからない、仮に分かったとてそこからアムニスヴェーレまで帰れる自信は無い。つまり今必要なのは情報だな。ギルドへ戻りますか。別にスレド砂漠に出てくるモンスターはそこまで苦戦しないからね、先頭はアトラスにしておきますか。
『ブラック・ナイトメア lv.16が現れた』
お、ブラック・ナイトメアか珍しいな。まあアトラスだけで倒せるな。
『ブラック・ナイトメアの毒牙 アトラスに11のダメージ』
『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット ブラック・ナイトメアに40のダメージ』
うん、ダメージは割と稼げてるね。問題ない問題ない。
『ブラック・ナイトメアの潜行 ブラック・ナイトメアは地中に潜った』
『アトラスの刺突 回避された』
あー、これだよ面倒くさいのは。潜行でまあまあダメージをもらう上に一回攻撃回避されちゃうのどうにかならないかな、SPが勿体ないんだよね。
『ブラック・ナイトメアの潜行 アトラスに19のダメージ』
『アトラスの刺突 ブラック・ナイトメアに18のダメージ』
よし、次あたりで倒せるかな。
『ブラック・ナイトメアの硬化 ブラック・ナイトメアのまもりが少し上がった』
『アトラスの刺突 ブラック・ナイトメアに18のダメージ』
『ブラック・ナイトメアを倒した 経験値を230手に入れた』
『アトラスのレベルが1上がった』
よし,レベルが上がったな。アトラスの対面性能が良いせいかサクサクレベルが上がっている気がするぜ。これでアトラスはlv.19になったわけだな。つまり後1回レベルが上がれば進化するってわけだな。
そう言いながらジャロはあるカーソルに視線を向けていた。それはアイテム一覧の中にある残りが一つとなっているレベルアップアイテムであった。
……うーん、竜神石をここで使ってアトラスを進化させるのはかなりアリだ。結局今のところの仲間モンスターはバットが倒されるほどの強敵の場合戦える能力があるものはいない。
それにバットはちからが上がったとはいえ本来はまりょく寄りのモンスターだからな。ちからでどんどん押していくタイプのモンスターでバットくらいのモンスターはいない。アトラスでギリ足らないくらいだからな。
ただ、レベルアップ自体はそこまで難しくはない。多分あと2戦……いや3戦だな。それくらいでアトラスはレベルアップして進化するだろう、じゃあ勿体ないから使わないでおこうか。節約だよ節約。
『サボテン・ニードル lv.19が現れた』
お、サボテン・ニードルか。レベルも高いし、悪いがアトラスの経験値にさせてもらおうか。
『サボテン・ニードルの千本針 4回当たった アトラスに16のダメージ』
『アトラスの居合一閃 クリティカルヒット サボテン・ニードルに42のダメージ』
『サボテン・ニードルの千本針 3回当たった アトラスに12のダメージ』
『アトラスの刺突 クリティカルヒット サボテン・ニードルに39のダメージ』
『サボテン・ニードルを倒した 経験値を241手に入れた』
ふぅ、無事に倒せたな。居合一閃のクリティカルヒットは確定だけど、連続でクリティカルヒットは初めてだな。クリティカルヒット率ってどれくらいなんだろうな、ちょっと気になるわ。お、そう言ってる内にアムニスヴェーレまで帰ってこれたな。じゃあギルドに戻りますか。
今回ジャロは竜神石を使って進化することはしないようです。まあアトラスだけで楽にモンスターを倒せてレベルアップが期待できるのにわざわざ貴重な竜神石を使うメリットもそこまで無いのかもしれませんね。