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第百三十七話 苦戦からの脱却へ

 読んでくださりありがとうございます。デザート・アリゲーターはやっぱり強敵です。


『ファングの爪牙 回避された』

『デザート・アリゲーターの捕食 ファングに20のダメージ』


 危ねぇ、倒されたかと思ったわ。大分砂塵の影響がキツくなってきたな。これ次倒せるくらい削れてたとしても当たるとは限らないね。ここは一つバットに交代しよう。


『ファングとバットを入れ替えた』

『デザート・アリゲーターの捕食 バットに25のダメージ』


『バットの魔弾【闇】 デザート・アリゲーターに合計30のダメージ』

『デザート・アリゲーターを倒した 経験値をそれぞれ77手に入れた』

『アイアンのレベルが1上がった』


 ふぅ、なんとか勝てたな。ひとまず目的通りアイアンのレベルが上がってよかった。……これこのまま交代あり気で戦ったら全滅しちゃうな。特にクエスト対象のデザート・アリゲーターは倒す必要しかないのに交代しながらだとこの有り様。


 これは理由が簡単だな。まず育てたい仲間モンスターのダメージが全然期待出来ない。これはしょうがない、満遍なく育てるのは難しいからね。もう一つ大きな理由としては交代した後戦う仲間モンスターが交代されても倒せるほど育ってないことだな。正直今の仲間モンスターの中でデザート・アリゲーターの攻撃を受けながら確実に勝ちを取れる保証のあるものはいない。ましてやもう一個の、なんだっけ……ブラック・アリゲーターだっけ? それに勝てる気がまるでしない。


 よし、決めた、あれを使おう。今こそきっと竜神石の出番だ。以前立てた仮説から恐らくlv.20でさらに進化が出来るはずだ。そしてバットのレベルは今lv.19。使えばlv.20に到達する。竜神石がどういう仕様でレベル上げをするのかはちょっとわからないけどまあ使えば分かるでしょう。


『ジャロは竜神石を使った バットは経験値を650手に入れた』

『バットのレベルが1上がった』


『――、バットが進化しそうだ。進化先を選んでください』


――

通常進化

  →ヴァンパイア(☆3)

 進化させない

  →ヴァンパイア・リトル(☆2)

――


 うん、期待通りだね。それじゃあ進化させよう。ヴァンパイアはどんなモンスターなのかな?


『――、通常進化、準備完了』

『進化が完了しました』


 進化が完了するとバットがいた場所には、眠そうに宙を漂っていたかつての姿ではなく、凛々しい表情で漆黒のマントをはためかせるヴァンパイアの姿がそこにはあったのである。


 おぉ、格好良くなったもんだな。まあヴァンパイアだしな、それはそれは格好良いだろうよ。それじゃステータスを確認していきますか。


――

ヴァンパイア lv.20

名前:バット 経験値49/731

ランク:☆3

ステータス:体力76/76、SP71/71

ちから39、まりょく44、まもり29、はやさ42、うん27

アビリティ:吸血、粘液、爪牙、魔弾【闇】、精神統一、魔光弾【闇】

装備:ドールマリアの魔導書

――


 ジャロの仮説通りlv.20で進化しましたね。ヴァンパイア・リトルからヴァンパイアに進化しました。☆3モンスターだけあってかなり強化されました。これは大車輪の活躍が期待できそうです。

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