第百二十七話 マルコの案内
読んでくださりありがとうございます。マルコがギルドまで案内してくれるようです。
――
ギルド アムニスヴェーレ支部
――
「さて、案内はこれで終わりで良いかな。コマンダーは傭兵とは畑違いだからな、俺はあまりここに長居したくはない。ここらで失礼するよ。またクエストに同行するときはよろしく頼むぜ」
ギルドの入り口まででも良かったのだがマルコはギルドの受付近くまで案内してくれたのである。そのためジャロは迷わずに並ぶ事が出来た。しかし傭兵はコマンダーの事は畑違いであるとは本当であるらしい。ジャロが迷わず並んだ先には服屋が広がっていた。
「いらっしゃい。何か買うかね?」
あ、やべ。ここ受付じゃなくて服屋じゃないか。まあでもとりあえず品揃えだけでも見ておくか、せっかく並んだんだしね。ええと今の所持金は……19400Gか。さて、何があるのかな?
――
渋いハンチング ☆2
チェック柄の渋いハンチング。ダンディーなあなたに。
スキル:いぶし銀 lv.1
スキルの精度を少し上げる
値段:4200G
戯曲の仮面 ☆3
ミュージカルの演者にも好まれる仮面。
スキル:
値段:6900G
迷彩柄のパーカー ☆3
迷彩柄のパーカー。サバイバルゲームには不向き。
スキル:擬態 lv.2
モンスターとの遭遇率を下げる
値段:6000G
紳士的なベスト ☆2
紳士の気分を味わえるベスト。意外と暖かい。
スキル:冷静 lv.1
混乱に少しなりにくくなる
値段:5800G
漢のふんどし ☆4
裸一貫漢のふんどし。上半身を非表示にすることが推奨されている……とか?
スキル:根性 lv.3
体力が一定以上の時、かなりの確率で大きなダメージを受けても倒れない
気迫 lv.1
体力が一定以下の時、ちからが上がる(体力が一定以上になると自動解除)
値段:6500G
戻る
1/3
――
あぁ、なんだよ。前回来た時と大差ない……いや全く変わってないな。別にじゃあ買わなくてもいいかな。お金ももったいないしね。じゃあ改めて受付に並びましょうか。
「ちょっと待ちな」
受付に並び直すためにその場を立ち去ろうとするジャロを服屋の店主が呼び止めた。
マルコは道を間違えてもあまり気にしない性格なので案内は割と適当です。アムニスヴェーレに来た時点で品揃え自体は変更されていません。