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第百二十話 お嬢様は無事

 読んでくださりありがとうございます。マザー・スネーク戦の続きですね。


『マザー・スネークの幻影 ヒスイに25のダメージ』

『ヒスイの猛毒雫 マザー・スネークに4のダメージ マザー・スネークは毒になった』

『マザー・スネークは毒におかされている マザー・スネークに6のダメージ』

『マザー・スネークを倒した 経験値を385手に入れた』

『ヒスイのレベルが1上がった』


 あ、倒したか。なんだかんだダメージは稼げていたみたいだな。しかしあれだね、毒って良いね。格上を相手取る時に安定してダメージ源になるから計算しやすいな。まあなんでもかんでも毒で倒すのはつまらないけど、たまになら良いかな。


「なにぃ、コイツがやられるのは計算外だ」


 さて、ファトーレに勝った訳だからこれでダリア様を助けられるな。早く治療しないと。


「お嬢様の拉致及び監禁の罪で、悪いが身柄を拘束させてもらうぞ」


 そう言うとテスタさんはファトーレの両手を縄で縛った。さすがにこうなれば抵抗する気も失せたのかファトーレはされるがまま拘束されたのである。


「お前らを蹴散らして悠々と逃走するつもりが、まさか捕まってしまうとはな」


「アリエテさん早くダリア様を助けましょう」


 ジャロとアリエテがテスタがファトーレを拘束したのを横目にダリアのもとに駆け寄った。ダリアは再び呻き声を上げたかと思うと、目を開けて起き上がった。


「アリエテ、あなたに殴られたのは初めてね」


 殴られたのが相当痛かったのか、はたまた監禁されていたストレスからかアリエテを見る目はやや鋭いものとなっていた。殴られたところらしいその頬はやや腫れて痛々しく思われた。


「お嬢様、あぁ私はなんと申し上げてよろしいやら。弁解の余地などございません。帰国後私はこの職務を責任を持って辞めます故そのお怒りを鎮めていただきたく思います」


「あなたが辞めるかどうかは今決めることではないわ。今は無事に帰国することが大事でしょう」


 そう言うダリアの姿は冷静であった。幼いながらも一国の王女ならばこそなのかとジャロは畏敬の念でダリアを見ていた。


「ひとまずこの洞穴から出ましょうか。こんな場所長居の必要性もないでしょう」


 ファトーレを拘束し終えたらしいテスタのその一言に促される形で全員ダマッカの洞穴から出るのであった。


――

スレド砂漠

――


 ジャロたちがダマッカの洞穴から出ると左側より砂埃とともに一団の騎士団が現れた。人数にして7人ほどであろうか。新たな敵の登場かとジャロは身構えたが、どうやらそうではないらしい。一際立派な馬に跨る壮年の男が馬から降りるとジャロたちに駆け寄るとダリアに跪いた。


「ダリア様、お怪我はございませんか? ダリア様が野蛮人に拉致されたとの報を受け馬を走らせて参りました」




 ヒスイの大金星で終わりました。と言ってもヒスイが倒せないといよいよまずかったんですが倒してくれてよかったです。王殿は取引を黙殺すると言いながら騎士団をよこしてきてはいたようです。まあそれにしてはいささか人数が少なそうですが。少数精鋭なんですかね。

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