第九話 初めてのギルド
読んでくださりありがとうございます。タイトル通りギルドに行くようです。
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ディアノルト国
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ふぅ、なんとか帰ってこれたな。あ、そうだ。窃盗されたからバットに今装備品が何もついてないな。とりあえず折れたナイフでもバットに装備させておこうか。無いよりは良いでしょう。さてと気を取り直して宝箱を確認してみよう。ええと所持アイテムは……と。
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所持アイテム
薬草×2
コウモリの羽根
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……あら? さっき手に入れた宝箱はどこに? コウモリの羽根はあるんだが……どこ? そういえば所持アイテムに大事なものってのがあったな。そこか?
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大事なもの
ギルドへの手紙
銅の宝箱
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うわぁ、完全に忘れてたよね。“ギルドへの手紙“もらってなんもしてないじゃん。詳しく見てみるか。
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ギルドへの手紙
国王より託されたギルドへの手紙。受付に渡そう
銅の宝箱
鑑定アイテム。中身は鑑定してのお楽しみ
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まあ国王も急いでないって言ってたし序盤に時限イベントなんてないでしょ。多分今からでも大丈夫だろう。今度こそ忘れないうちに行かなくては……。
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ギルド ディアノルト支部
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ここがギルドだな、意外と広いんだな。受付とクエストボードと……あれ? 受付がもう一つあるぞ? どういうことだ? とりあえず空いてる方に行ってみるか。
「いらっしゃい。何か買うかね?」
「買う……? ここは受付ではないんですか?」
「あははは、初めての人はよく間違うんだよ。ここは服屋、君のための服を買うための店だよ。コマンダー向けの服を売る関係でギルドの中に店を構えた方が手っ取り早くていいのさ」
「へぇ、何が売ってるんです?」
「じゃ、遠慮なく見ていってよ」
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博識の帽子 ☆2
賢そうな帽子。見た目はまるで博士
スキル:目利き lv.1
入手できるアイテムのレアリティが少し上がる
値段:3000G
革ジャン ☆1
革のジャンパー。軽くて暖かい
スキル:―
値段:2000G
普通の短パン ☆1
ただの半ズボン
スキル:―
値段:1400G
▶︎地味なスニーカー ☆2
黒いスニーカー
スキル:悪路走行 lv.1
悪路でも少ししか影響を受けない。
値段:3800G
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「高くて買えないですね。ごめんなさい」
「それならまあ仕方ないね。クエストこなしていっぱいお金稼いできたらまたおいでよ」
いやあ、服って結構値段するんだね。スキルなしの普通の服が既に高いわ。今の話からお金稼ぎはクエストでまかなうみたいだから、やっぱりギルドに先に行くのが本来のルートってことか。まあまだ一回も倒されてないから良しとしよう。
ということで、ギルドの受付に並ぶぞ。
「こちらギルド受付になります。何か御用ですか?」
「ええと……。ギルドでは何が出来るのですか?」
「ギルドを利用されるのが初めての方ですかね? それならばまず登録をおすすめしています。なにか身分を証明するものはお持ちでしょうか?」
……身分証明なんて久しぶりに聞いたな。二十歳の時に居酒屋で学生証提示して以来聞かないから懐かしい響きだ。何出せばいいんだ? ……これか?
「……これは、国王様の署名がありますね。すみません、上の者に確認して参りますのでしばらくお待ちください」
まあ、待つしかないよね。待ち時間ヒマだなあ。クエストボードでも見るか。ええとさっき入った時に見えたそれっぽいものは確かあの辺りにあったよな。……お? これか?
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クエスト一覧
清掃活動 ☆2
ディアノルト国外れの細道の清掃
報酬金:2500G
コウモリ大量発生 ☆2
ハイイロコウモリの複数討伐
報酬金:1800G
教会の清掃 ☆1
ディアノルト国の教会の地下室の清掃
報酬金:1000G
モンスター研究所のお手伝い ☆1
モンスター研究のためにご協力を
報酬金:1500G
ゴブリン2体討伐 ☆1
クルールの横穴のゴブリンを2体討伐
報酬金:900G
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へえ、いっぱいあるじゃないか。しかも一番下のクエストに至っては来る前にやったことと同じだぞ。まあその分報酬もしょっぱいが、これならすぐクリアできそうだ。清掃活動でお金が稼げるのは良いことなんだが、なんでこれが一番報酬金が高いんだ? 誰かしらやりそうなもんだが……。
「国王からの手紙を持ってきたのはそこのお前か?」
ギルドに行くのをすっかり忘れていたジャロ。国王からの頼みを覚えているのでしょうか。普通に育成していますよね(笑)ギルドに行くことで解放される要素に関心ってなかったんでしょうかね。
ギルドには服屋が併設されています。服はモンスターからドロップさせてもいいんですが個人的に違和感があったのでこんな感じにしました。こっちのほうが違和感があるようなという気がしてなりません。
(追記)一部セリフを修正しております。ご了承ください。




