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つ ば さ  作者: 彩紅羅
1/6

1 片翼の歌姫

またまたヨロシクお願いします(^_^)v

1 片翼の歌姫



ある日、美しい白銀の羽根をもつ天使は片方の翼を失った。

右翼は自分自身。


左翼は美しき声。


彼は声を失った。


片翼の翼を失った彼は、飛び立つことができるのだろうか――。







「…何ここ、城じゃん・・」




ボサボサの長い黒髪に厚い黒渕眼鏡をかけた、小柄なオタク(?)少年は、全寮制男子校、藤華学園高等部の門の前に立っていた。




「なんで僕は、こんなところにいるんだよ、はァ、」



それは遡ること2週間前――

「…和葉、あんた4月から藤華学園に通いなさい。」


母親から突然言われた言葉。


「えっ?何で?僕もう高校決まってるんじゃ?」



「あんた、もう歌えないんでしょう?あなたがいても意味ないの。まあ、3年は面倒みてやったけど、もう限界よ。お金もはいらないし。ほんと役立たずね。あなたはこの家にはいらないわ」



そう。僕は声を失った。普段は話すこともできる。でも、僕は歌うことができなくなってしまった。あの日から――。

「…この門どうやって開けるのかな?」

叩いても押しても引いても

「…開かない」

「ねぇ、何してるの?」

後ろを振り向くと黒髪の美人さんが。

「あの、今日から編入する村瀬和葉と言いますが、この門はどうやって開けるのですか?」

「…あぁ、この門はね、カードキーが必要何だよ」

すると、黒髪美人さんは、門の端の所にある機会にカードを通した。

ピピピ

ガガガガガガガ

でっかい門が開く。

「…すごい、ありがとうございました。」

「…どういたしまして。さあ、車に乗って。理事長室まで送るよ。」

キキッ!

ベ、ベンツだ。

僕は、黒髪美人さんに手を引かれベンツに乗り込んだ。

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