萌え萌えはきゅんは、物理。
もう少しで100話ですね。まぁ、100話だからと言っても番外編とか用意は・・・・分からないです。
さて、唐突だが俺の持つスキル«マップ»について説明をしよう。このスキルは、以前持っていた«気配察知»と、«模倣魔眼»の2つをおまけ機能さんが、組み合わせてできたスキルで、能力をわかりやすく言うと、グーグ☆マップみたいな感じだ。
視界に円状のゲームなどのマップのようなものが写り、そこに地形の略地図のようなものが浮かぶ感じだ。
そして、その円の効果範囲?みたいなのは、はっきりと細かいところまで映るのは半径100メートルほどで、この範囲内だと、範囲内の人のステータスなども見える。それ以上の範囲になると、地形と、特別大きな魔物くらいしか映らなくなる。ちなみに、地形図は、カーナビのような3Dのようなものに出来たり、航空写真のように上空からのものにも切り替えられる。今の俺は、航空写真モードにしている。
現在俺は車を運転中だが、なぜ急にこんな話をしたかというと、設定している半径100メートルの範囲内に俺達の目的の魔物が映ったからだ。こいつが依頼の魔物がはわからんが、依頼書に載ってた見た目の特徴が同じやつなので確率は高いだろう。
「依頼書に書いてある魔物と特徴が酷似した魔物を発見した。」
「マジか!早いな。どうするんだ?勝頼?」
「そこまで距離が離れてるわけじゃないから、ここからは歩いていく。お前ら降りろ。」
「「「サーイエスサー!」」」
ということで俺たちは高機動車もどきを降りて、そっと近づくことにした。ちゃんと、車は«影収納»の片付けた。
しばらくすると、少し大型の魔物を発見したので、俺たちは姿を隠す。
「(うわぁ、でっけー、まるでバイ○ハザードのボスキャラやん。)」
誰がそう言ったのかは分からないが、目の前の魔物には、異様な威圧感がある。・・・って、よく見たら口から垂れているヨダレで地面から煙が出てる!?しかし、ほとんど依頼書の通りだな。顔は、ヒルのようなグロテスクなものになっており、目からはドロリとした何かが垂れており、体調も、大きい。体色は、ヘドロのような色をしており、ガスのようなものが吹き出している。あれ、ラスボス感が凄すぎる。
あれ?よく見ると、なんか肥大化した右手でなにか掴んでるな?何だあれ?
「さて、あのラスボス感たっぷりの魔物をどうやって倒す?」
「あれでいいんじゃない?かっつーと、駿君が突撃して、おれと杣ちゃんが援護する感じでいいと思うんだけど。」
「まぁ、それがいいだろうな。」
「異議なし。」
こうして、短い作戦会議は終了した。作戦が軽い?だって俺たちはまだ高校生だぜ、すごい作戦とか思いつくはずないだろ。これが限界ってもんだよ。
そういえば、この敵のステータスを見たが、名前がまたベタだなぁというような感じで、『ホムンクルスキメラ』というものだった。もう、何かと交配した感じがたっぷりとでてんなぁ、どうせ、実験場とかから抜け出してきたやつだろう。
「よし、お前ら!散開してアイツを倒すよ!」
タケちゃんが、そうさけぶと、俺たちは敬礼をして、それぞれの役割に当たった。あと、言うのが遅くなったが戦闘が始まった場所は平野だった。どうやら山を降りてきたらしく、そいつが歩いてきたと思われる方向には、生物の死骸か多くあった。
まずは俺が陽動役として、«転移»を使ってホムンクルスキメラの背後に行く。手には影で作った片手剣を持っている。念の為、刃には以前盗賊を拘束するのに役立った麻痺薬を塗ってある。
「ヴェァァァ?」
「やぁ、おはようございマース。いきなりで悪いけど・・・・・おりゃー。」
俺は自分が出来る最大の笑顔を向けて・・・ホムンクルスキメラの両足に両手で持っていた片手剣を刺した。なんか、だんだんと切れ味が上がってる感じがするな、この影で作った剣。だって、剣の握る柄だっけ?そこまで簡単に刺さったから。
「ヴェァゥウェァ????」
ホムンクルスキメラは、混乱したまま何かを握ったその右手を振り回し、殴ろうと・・・あれ?あの手に挟まっているの人の足じゃね?しかも子供。うわぁ、何?村でも襲ったの?
俺が、ホムンクルスキメラの拳を避けるために、再度«転移»を使うと。
「くらえ!ワイのヒッサツワザァァァ!
スイートハートビームぅぅぅ!」
そう杣やんが叫んで、胸のあたりでハートを作った。するとそこからピンク色のビームと、杣やんの周りにはハートなどの謎のエフェクトが!
「マジか?何だあれ?」
俺の気のせいかもしれないけど、そのポーズをした時、杣やん以外の全てのものの時間が止まった気がする。もちろん、ホムンクルスキメラも。
「ヴヴェエァァアァアオ!」
杣やんのビーム(笑)は、回避したホムンクルスキメラの右手の手首あたりに着弾した。・・・そいつの腕は、ヌチィと、粘っこい音を立てて、そいつの手は地面に落ちた。なんか、手のあいだから見える足がピクピク痙攣している。生きてんのか?よく分かってないけどとりあえずホムンクルスキメラの指を切って中にいる人を取り出し、«回復魔法»をかける。
すると、手からは女の子が出てきたが、それと同時に巻き戻しのように手はホムンクルスキメラに戻っていった・・・しまった、効果範囲をミスっちまった。女の子は回復させるために、胸にハートを作るポーズをしたままキメ顔をしている杣やんに任せて戦闘を再開する。
戦闘に戻るとホムンクルスキメラは、今、駿と土色のゴーレムっぽいなにかにリンチにされている。
「オラオラオラァ!そんなものなのかァァァ!」
駿のラッシュがホムンクルスキメラの腹に炸裂すると爆発をしたかのような衝撃波が・・・・・・なんか、駿がハイになってる気がする。大丈夫ですか?
あと、多分あのゴーレムは、タケちゃんのやつだろう。野生のゴーレムなんていないだろうし、いたとしてもあんな協力的な動きをするはずがない。そのタケちゃんはというと、なんか指揮棒のようなものを振って、カラスみたいなのを呼んで
辺りを索敵させている。あれがタケちゃんの専用武器かな?
「ヴヴヴウウゥヴ!」
ホムンクルスキメラは、『舐めるな!』と言わんばかりに駿たちを弾き飛ばして叫び、その身体を変形させる。そいつの身体からはスチール缶を潰しているような音が響く。
さすがに、俺たちはその場から少し離れた。
ラノベとかだと、変身する前に殺すんだろうが、
俺たちは、変身後のすがたが見たい気持ちが半分、音が気持ち悪かったので驚いた気持ち半分くらいだったので離れて観察するようにした。
「何が来ると思う?」
タケちゃんが辺りの索敵に使っていたと思われるカラスのようなものを呼び戻しながら聞いてくる。
「さあ?あと2段階くらい変身回数を、残しててもおかしくないな。」
音が少しマシになって・・・うわぁ!なんか、身体からドス黒いガスが出た!
それによってホムンクルスキメラの姿が見えなくなった。煙幕か・・・なんか、緑色の汁がとんで頬に着いたんですけど!・・・ちょっと、汚いな。
煙幕を張っていても«マップ»には、その位置が分かるので、俺は、ココを倒した時と同じようにホムンクルスキメラを影で作った立方体の中にホムンクルスキメラを閉じ込める。
中からは、何かを引っ掻いたり、叩きつけたりする音が聞こえる。
「・・・どうする?」
「「やっちゃえ!バーサ○カー!」」
駿とタケちゃんはサムズアップを向けてきた。
杣やんは、まだ気絶している女の子をお姫様抱っこしている・・・・見た目がやばいなぁ、捕まるんじゃないか?あの人。
「はいよー、よいしょ!収縮スタート!」
4メートルくらいあるホムンクルスキメラを囲んでいるため、5mくらいの大きさだった黒い箱は普通のサイコロより少し大きい1センチ×1センチ×1センチのものになった。説明が細かいかな?まぁ、すっごい圧縮されたってことだね。
俺は黒いサイコロを拾い、«マップ»でコイツが来た場所を探す。多分研究所とかがあるんだろう・・・どっこかなぁー?・・・あっ見つけた!ここから2キロ先の・・・山の谷?辺りに研究所って文字書いてある。多分これだろう。この文字も、«マップ»の機能の一つである。
「《あるじ様、先程のホムンクルスキメラなのじゃが・・・》」
いつの間にかに頭の上にいたココが念話で話しかけてきた。すっかりいることを忘れていた
「《このサイコロがどうした?何か言ってたのか?》」
「《察しがいいのう、そうじゃ。最期に、そのサイコロの元だった生物は、小さくこういったのじゃ『い・・・妹を頼みました・・』と。多分、あやつは、・・・》」
ココは尻尾で俺の首筋を触りながら、そう行ってくる。あー、なるほどね、あそこで不審・・・じゃなく杣やんに抱っこされてるやつも、ホムンクルスでこのサイコロの後継機?みたいな感じだろう。ていうか、どうやったら、人間のようなホムンクルスがあんなラスボス感たっぷりの魔物に変わるの?
さて、とりあえず、研究所に行ってみるかな。色々と面白そうなものありそうだしね。




