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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
97/309

#ダンジョンで宝を見つけた。

それ以降、壁からミノタウロスが出てきたりもせず、モンスターにも会わなかったため、すぐに次の階層に来ることが出来た。4階層は一本道だったので、簡単に下の階層への階段を見つけられた。上の草原のような階層は、見つけるのに時間がかかったから、良かった。

さて、5階層は・・・・なんと言うか、縦穴?みたいな感じだった。あれだ、あの、アリの巣みたいな感じかな?結構高低差があり、岩山みたいな感じ。


今、俺たちは坂をゆっくりと降りている。足を踏み外したら、下まで滑り落ちていくだろう。さすがにこの、凸凹とした道を滑ると尻の皮が大変なことになるだろうな。気をつけないと。

「倫さん!上から来たっスよ!」

俺の後ろで、背後の索敵をしていたリシアが叫ぶ。

「えっ、何が来たんだ?」

「えっと・・・名前は忘れましたがコウモリ型の魔物と、オオカミ型の魔物のヴァーイブイブイっス!」

「ヴァーイブイ・・・何言ってるんだお前?」

「仕方が無いじゃないっスか!そういう名前なんスから!」

上を見ると、足が沢山ある狼が壁に張り付いていたいた。なんか蜘蛛っぽいなぁ、見た目は狼なんだけど、脚が蜘蛛みたいな感じだ。

「なんだあの狼、ちょっと気持ち悪いな。あれ?ヴァーイ何とかって。」

「そうッスよ!アイツら、口から糸みたいなの吐きますから、絡め取られないよう気をつけてくださいッスよ。とりあえずここでは戦えないッスから、少し下まで降りるっスよ!そこなら、比較的安定してるっスから、迎え撃てるっス!」



オオカミとこうもりたちは逃げると、追いかけてきた。なんか、こいつら狂犬病持ってそうだな。

なんか、どんどん数が増えているような気がする。

「リシア〜、コイツらどうする?倒すか?」

「この量は少しキツいかもっス。申し訳ないっスけど、オオカミは任せたっス!私はコウモリを叩き落としますから!」

「あっ、了解です。じゃあ«影の支配者»っと。」

俺は、自分の周りに球体状の影を大量に出す。結構練習したから、影の扱いも、微妙に慣れてきた。


さて、どうやってオオカミたちを引きつけようかな。・・・・・・思いつかないから、纏めて殺ろう。とりあえず、飛びかかってきたオオカミは、周りに飛ばしている影で穿つ。あっ、なんか、影の一つがアイツらが蜘蛛の巣みたいにしていた糸に絡まって魔物たちをトロール船みたいに捕まえている。その後も影で串刺しにしたりしながら魔物の数を減らしていく。

ふと、リシアのほうを見るとズバズバコウモリを斬っていた。うん、問題はなさそうだな。

引き続き、俺はオオカミたちを地面から出した影で出来た杭で、串刺しにしながら魔石を回収する。かなりの魔石が集まったな。


ちなみに、リシアが持っている武器はラースシールドと、テンプルソード。俺が持ってるのは、影で作った片手剣を二つ。まぁ、俺はほとんど剣を使ってないんだけど。


戦闘が始まって暫くすると、魔物たちは引いていった。なんとか、撃退することが出来たか・・・・しかし、数が多かった。

「なんとか倒せたっスね。倫さんが魔物の大半を引き受けてくれたからっスね。いやー、疲れましたねぇ。」

リシアは、首を回して、少しストレッチをしている。

「それよりリシア、お前怪我してないか?」

俺がそう言うと、彼女はストレッチをピタリと止めて目とアホ毛を逸らした。

「な、何のことっスか?け、怪我なんてしてないっスよ、よ。私を怪我させたらたいしたものっスよ。」

リシアは変な汗をかき始めて、誰が見ても分かるくらい動揺していた。

「お前さっきコウモリに噛まれてただろ。どこを噛まれたは見てないけど、ほら、傷口を見せろ。」

「バレてたんスね。分かったスよ。」

「当たり前だろ、一緒に行動している奴のことが分からなくてどうする。」


リシアはやっと、観念したらしい。すぐに着ていたレザーアーマーの上を脱ぎ出した。

「り、りしあ!ちょっ、ちょっと待て!こんなところで脱ぐんじゃない!」

ちょっと早口になってしまった。いや、誰でも異性がいきなり服を脱ぎ出したら動揺するよ。

「でも、着替えられる場所とかないっスからどこでも一緒じゃないんスか?・・・あっ、もしかして、倫さん、照れてるんスか?」

「当たり前だろ!ちょっと待ってろ!」

俺はスキル«粉骨砕身»を使い、横の壁の中に空間のある場所の壊す。すると、壁はクモの巣状に亀裂を生み出して、穴を開けた。中には何もいないことは«マップ»で確認済みだ。あと、«風魔法»で、中の換気をする。

「この中でやってけれ。ここなら。ほかの人に見られる心配もないだろうからな。」

「倫さんも、私の治療のために中に入るっスよね?」

「そうしないと、«回復魔法»がかけられないだろう?」



俺とリシアは壁の中の空間に入る。広さは、畳6畳分くらいかな?少し暗いが、丁度いいだろう。

慌てていた頭が冷静になり思ったんだが・・・何で壁の中に空間があるんだ?

目を凝らすと、中に宝箱のようなものががあったが、そんなことより今は、リシアの治療だ。

リシアのほうを見ると、リシアは完全にレザーアーマーを外して上半身裸になっていて、手でつつましい胸を隠していた。あっ、下はきちんと短パン?のようなものを履いている。

「あ・・・おの、あんまり見ないで欲しいっス・・・恥ずかしいっス。」

「ごめん!・・・ってよく考えたら、脱ぐ必要ないだろ!«回復魔法»だから、服の上からでも出来るだろ!」

「傷を見せるためっスよ!断じてやましいことなんて考えていてないっスから!」

リシアは耳まで真っ赤にさせていた。すっごい可愛い。なんか4階層でリシアに・・・その・・・あれをされてから、調子くるうな。あと、そのセリフは、男が言うものだろ?


リシアの傷を見ると、右肩に噛み跡がついていた。その傷はかなり深く、自然治癒だとほんの少しだけ傷が残るレベルのやつだと、カンでわかる、俺はリシアに«回復魔法»をかけようとしたが、リシアに止められた。

「り、倫さん、申し訳ないんスけど、«回復魔法

»じゃなくてこっちにして欲しいっス。」

そう言ってリシアは腰のポケットから、オ○ナインみたいなものが入った容器を取り出した。


「これは・・・何?」

「ポーションみたいなものの、塗るタイプのモノっス。塗った部分の傷が塞がるっス。」

ガマの油みたいな感じかな?

どうして、«回復魔法»じゃダメなのかとかは、聞かない。リシアにも色々事情があるんだろう。

俺は軟膏みたいなのを人差し指に付けリシアの傷口に塗る。やっぱりオ○ナインだよなぁ、どう見ても。

「・・・・ひゃぁぁ!」

俺の指がリシアの肩に触れると、リシアは多分軟膏の冷たさに驚いたのだろう、可愛く叫んだ。

軟膏のようなものが塗られた傷口はみるみる塞がり元のキレイな肌に戻った。まさに、これぞ異世界でしかありえない事だなぁ。


しかし、コウモリは毒とか持ってないんだろうか?狂犬病とか、心配だな。大丈夫なのか?

『あー、持ってるから一応«回復魔法»で、解毒しておいた方がいいよー。』

おまけ機能が教えてくれたので、彼女にバレないよう解毒する。


そして俺たちは気になっていたこの空間にあった宝箱を見る。中には何が入ってるんだろう。罠とかじゃ無いよな?

「うわっ!り、倫さん!ここに人骨が、人骨があるっスよ!」

宝箱のすぐ後ろに、まるで枕を抱いているようにローブを被った骨があった。

よく見ると、骨となった手でなんか手紙みたいなのを持っている。


とりあえず、骨から、その手紙を抜き取り、その手紙?を読んでみたが・・・・何が書いてあるかさっぱり分からなかった。一応リシアにも聞いてみたが、全く何が書いてあるか分からないそうだ。

『要約すると、この人骨の持ち主は錬金術師で、宝箱の中にはスキルクリスタルと呼ばれるスキルを習得できるものが3つ入ってる。1つ目は・・自分で見た方がいいかもな。あと、これは古い字だから、読めないだろうな・・・・あと、ただこいつの字が汚いこともあるが。』

また、口調が変わったが、おまけ機能が教えてくれた。どれだけ昔の人なんだろうな。


宝箱の中には、占い師が使うような水晶が4つ入ってあった。どの水晶もほとんど同じ水色で分からなかった。いや、よく見ると、なんか真ん中にマークのようなものがついている。

横並びで並んでいた水晶を«マップ»を使って調べる。«マップ»という名前なのに、鑑定のようなことが出来るこのスキル本当に有能だなぁ。

えっと・・右から。«完全耐性»・«分身»・«光魔法»最後のひとつは・・・なんと言うか、これを作ったコイツはバカなのか?と、思った。

あっ、ちなみに4つのスキルは、全部コピーしてある。このスキルクリスタルは、1回しか使えないらしいからラッキーだった。«完全耐性»とか、有能すぎるだろ。


そうそう、最後のスキルクリスタルについて驚きが勝って言うのを忘れてたが、こんなスキルが入っていた。名前は・・・・・«日曜大工EX»だ。

ほら、ふざけた名前だろ。このスキル調べてみると、材料があれば機械や薬など、生物以外の全てを作ることが出来るらしい。名前さえまともならチートスキルだな。


「もしかしてこ、これはスキルクリスタルっスか?」

「そうだけど、どれかいる?リシアには«分身»か、«光魔法»が、似合うと思うんだけど。あと、«完全耐性»は、使っておいた方がいいと思うんだけど。」

「«分身»は、分かるんスけど、何で«光魔法»なんスか?」

「なんとなくだけど・・・例えば剣から光をビームみたいに撃ったりとか、身体を光の速度で動かしたり出来るんじゃない?」

俺は頭の中で、セ○バーと、3人の大将のうちの一人を思い浮かべていた。

「あー、・・・じゃあ«光魔法»だけいただくっス。«分身»は、難易度高そうスから。あと、«完全耐性»は・・・・ありがたくもらっておくっス。」

そう言ってリシアは、宝箱から«光魔法»のスキルを取り出して胸に押し当てた。

そうすると、スキルクリスタルは、光の粒子となり体の中へと入っていった。«完全耐性»のスキルクリスタルも同様に使用していた。その後彼女のステータスを確認したけど、きちんと追加されていた。、


残りのスキルクリスタルを«影収納»へと、入れて、その空間から出る。ありがとう、どこかの誰かさん。

『«水晶製造»をどこかの誰かさんの骨に残った魔力から取得したよ。おっと、質問は一切受け付けないよ!』

唐突にまたおまけ機能さんが言ってきたが・・・もう勝手にしてくれ。また口調変わってるし。


俺たちは、リシアに少し疲労が溜まってきていたので先に進むのを止めた。

帰りはもちろん、«影転移»で外に、と言いたいところだけど、シャティに作ってもらった弁当を食べるために第1階層に転移する。


シャティがつくってくれた弁当は卵やハムが挟まったサンドイッチだった。とても美味しかったです。いやー、ここがダンジョンの中じゃなかったらいいピクニックだったんだけどなぁ。


ちなみに、«分身»のスキルクリスタルは、サンドイッチを食べながらココを呼び出して、使った。そのスキルを手に入れたおかげでココは、分身と、本体で念話ができるようになったらしく、携帯の代わりとなった。

ココはこの街に置いて家の番犬代わりになってもらおうと考えていていたが、これで旅などに連れていけるようになった。やっぱり、召喚獣は、一緒にいないとな。


«日曜大工EX»のスキルクリスタルどうしようかな?

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