表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
96/309

ミノさんドロップキック

西日本の方で大雨がすごいとニュースでしていましたね。私が中学生の頃は大雨警報が出ると臨時休校になってましたが、今でも同じなのでしょうか?そう言えば、徳島県の方は火曜からずっと警報が出てましたね・・・・・・あれ?もしかして、徳島県の中学生は今週は六連休ですか?

かなり怖い階段を降りて、ダンジョンの第一階層にやって来ました、俺とリシア。おっと、ここからは、危険があるからいつまでも手を繋いでるわけにもいかないな。

「リシアあの、手を・・・・」

「え?なんスか?手?・・・あっ、こうっスか?」

リシアは俺の手を両手でさらにギュッと握った。

そうじゃないんだよ、嬉しいけど、そうじゃあないんだよ。

「いや、あの手を離してほしいんだけど。」

「ふぇ!?嫌だったんスか?ご、ごめんなさいっス。」

彼女のアホ毛が水をあげていない植物のようにしおしおとヘタレた。あっ、またやっちまった!

「いや・・・そうじゃなくて・・・あのほら、ここから魔物出るだろ、両手はフリーにしないといけないだろ?えっと・・・だからです。」

ヤバい、いい言葉が思いつかない、クソ!語彙力を増やしておくべきだった。

「ふふふ・・・・・いや、いいんスよ。そうだったスね。ここからは、戦場なんス!よく考えたらそうだったスね。さぁ、気持ちを入れ替えていくっスよ!倫さんのアワアワした感じも見れたっスから、良しとするっス。」

あれ?もしかして俺嵌められたのか?


1階層から3階層の草原ぽいところは特に問題もなくサクサクと進み、4階層、以前俺が途中で断念したところまで来た。洞窟のようなところだ。

・・・あー、やっぱり蒸し暑いな。あの、あれだ、サウナみたいな蒸し暑さじゃなくて、なんというか、夏場の締め切った体育館みたいな肌にまとわりつくような蒸し暑さだ。洞窟っぽいんだから少しはひんやりしててもいいのに。リシアのボサボサ気味の髪も今は、気分まとまっているような気がする。


『ガラガラガラ』

「「「ブゥモオォオオオォォォオ!!!」」」

そんなことを考えながら、索敵をしていると、壁が突然崩れ中からミノタウロスが出てきた。やっぱり、コイツらビックリするな。なんだ?ドッキリ番組でもしているつもりか?ミノタウロスたちは、道を塞ぐように立ちはだかった。

「倫さん!行くっスよ!こいつらを倒さないと、先に進めない見たいっスから。」

「りょうかーい、足を引っ張らないように頑張るよー。」

リシアは、腰に差している剣を引き抜いて。俺は、影で作った短剣を構えて、ミノタウロスを相手にする。ちなみに、ミノタウロス以外は周りにはいない。


壁から出てきたミノタウロスは、三体だ。

壁から1番最初にでてきたミノタウロスは、リシアが肩から腰のあたりまで袈裟斬りをして、赤い噴水となって魔石となった。けっこう深く斬ったみたいでリシアはトマトみたいに赤くなっていた。

そのリシアに斬られた奴の後ろにいた残りの2体目のうち一体は、持っていた棍棒のような鈍器でリシアを潰そうとした。もう一体は仲間がいきなり殺されたショックで反応が遅れている。リシアも、返り血が顔にかかり、反応が遅れた。目に入っているみたいだ。

棍棒を振り下ろしながらミノタウロスは、ニヤァと、いやらしく口角を上げた。きっと、『勝ったっ!死ねぇ!』と思ったことだろう。


甘いなぁ。


「そうはぁ、やらせるかぁ!死ねやぁ!」

俺は、ミノタウロスにドロップキックをかました。俺の両足はメリィと、嫌な音をミノタウロスの顔面で奏でた。棍棒は、影で作った盾のようなものでリシアに当たらないようにする。棍棒は手元の握っている部分を残してどこかに飛んでった。

ついでに、着地をする前に3体目のミノタウロスに持っていた両刃の短剣を足に刺す。剣は、刃を小指側に持ってだ。意外とサックリ刺さったが・・・。

「ぶもぉ!?」

ヤッベ、空中でやったから、刺さり方が甘く、普通に動いていた。しかし、少しは痛むのか動きを一瞬止めた。その一瞬の隙を返り血を申し訳程度に拭いたリシアが見逃すはずがなかった。彼女は、ミノタウロスの首をキレイにスパッと飛ばした。断面からは、かなりグロく血が吹き出している。

ちなみに、2体目のミノタウロス・・・俺が顔面にドロップキックをぶち込んだやつは、地面に電車道を作って魔石となっていた。


「助かったッスよ。ありがとうっス。いやぁ、私もまだまだッスね。」

「やっぱり、2人だと簡単だな。さて、先へ行こうか。」

先へ進もうとした時、名前を呼ばれながらリシアに肩を叩かれた。

「どうした?何かあっ・・・『ちゅっ!』えっ!!!!」

俺はリシアに頬にキスをされた・・・柔らかかった。それ以外の感想を持つことが出来なかった。

リシアは真っ赤になり、アホ毛をブンブンしながら『お礼っス。』と言った。

その笑顔を見て、何とも言えない気分になった。

えっ?今俺何された?ちょっと頭がボーッとする。


「「・・・・・・・・」」

俺たちのあいだになんか気まずい空気が流れた。リシアは恥ずかしさで顔を真っ赤にしてい・・・・返り血で真っ赤になってるから分からないが、多分赤くなってると思う。そう言う俺も顔が熱くなってるのを感じるり、

「さ、先へ進もうか、なぁ。」

「そ、そうっスね。今日はどんどんと進むっスよ。」

顔を真っ赤にした俺たちは先へと向かった。

・・・・返り血どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ