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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
83/309

狂戦士はカタコトで喋る

俺が召喚した大きなネコのようなやつが言葉を話し始めた。

そいつは体の毛の色が夜の方がまだ明るいというくらいの真っ黒としている。シャティの髪の色よりも少し黒いかな?あと、からだに赤い線のようなものが刺青のように模様として入っている。渡りやすく言うなら、Fa○eの魔術回路って感じだ。よく見ると、からだの赤い線はほんの少しだけど点滅してる。まぁ、全体の見た目の評価としては、なんか、怖い感じがするなぁ。


「余を召喚したのはどいつじゃ?名乗れ。」

「あ〜、俺だ。これからよろしくな。」

ネコは、じろりと、睨んでくる。うわー、蛇に睨まれたカエルの気持ちがわかるくらい怖いよ。

「おぬしか、ではおぬしの力を見よう。おヌシが余を従えることの出来る者か試す。仮に死んだら・・・余が食ってやろう。」

うん、ラノベとかではね、ベタっちゃあベタな展開だけどこんな大きいヤツ倒せるの?猫パンチをされたら蚊のように、身体がバラバラになりそうなんだけど。体長は3mくらいかな。いや、もっと大きいかもしれないな。


「それでは、始めようか!これに耐えられるかな!」

「うわぁ!いきなりはキツい!」

ネコはいきなり口から氷柱を撃ってきた。氷柱の大きさは・・・大根1つ分くらいか。いやー、マジかよ〜。なんだアイツ。速度はそれほどだけど・・・刺さったら痛そう・・・いや、痛いじゃ済まないな。

「ハァーハッハッハッハ!!どうした!避けてるだけでは余は認めないぞ!」

なんか、まるで唯我独尊なウルクの王のような高笑いしながら口から氷柱を撃ち続けている。って、マジで数が多い。待て待て、これは無理だろ!



「うぃ!・・・めっちゃ痛いんだがマジかよ!」

俺の右の二の腕に氷柱が刺さった。ステータスが高くても刺さるもんは刺さるんだな。

・・・冷静なことを言っている場合じゃない。氷柱は俺の腕に悔いを打ち込んだように深々と刺さっている。

氷柱が刺さったところからは大量の赤黒いものが出て透明な氷柱を変色させている。氷柱で傷が塞がっているのか外には出てはいない。

・・・刺さったところが熱いのと氷柱によって冷たいのが、一緒に来て・・・痛い。というか、右手が動かねえ。意識が飛びそうだ。


「りんお兄ちゃん!意識をしっかりと保って!」

あきらが心配し・・て呼んでいるが、痛みで・・・頭に・・・はいってこない。

「はぁ、その程度か。余はまだほんの少しだけしか力を使っておらぬぞ。もっと全力を尽くせ。」

きっと、調子に乗ってたんだろうな。クソが!もっと真面目に強くなっておくべきだった。ステータスに甘えてた。

・・・遅いかもしれないが、俺も死ぬ気でやろう。今までも、本気だったがこれからは、命をかけよう。

俺には覚悟が足りなかったんだろう。目の前の敵を殺すという意志が。

『スキル«狂乱化バーサーク»を発動する。これで、痛みは一時的に感じなくなるだろう。死ぬ気でやれ。』



俺は、«影の支配者»で、空中に丸い円形のかげを大量に浮かべる。以前迷宮都市で、魔族を殺した時と同じだ。前回は矢を撃ったけど今回、射出するのは槍だ。矢ではこいつのことは殺せないだろう。

「シねやァァアアァアぁ!」

「この程度!余ならば簡単に・・・?何、動けない!なんだ、この布のような物体は!」

ネコの身体を影で拘束する。・・・卑怯もクソもない。

鈍い音をたてて、槍はネコに刺さった。頭とかは、防がれたが身体には大量に刺さった。


「余をこの程度で倒せるとでも?」

「喰らえやぁ!コろす!」

俺は影を地面から刃のように飛び出させてネコの前足を飛ばす。そいつの前足は、地面に砂埃をたてる。血は何故か出ていない。


「凄いな、余をここまで・・・分かったおヌシをみ「オラァ!」」

なんか言ってたが、まだ攻撃の手は緩めない。というか、止まれない。何故だが頭の中はコイツへの殺意でいっぱいだ。

なんか満足そうな顔をしていたが知らない。

地面から杭を影で作って猫に向かって伸ばす。

ネコは串刺しになって冷や汗を浮かべている。

直接は攻撃しない、何をしてくるか分からないから、距離をとっての攻撃だけだ。・・・殺す殺す殺す殺ス、こロス・・・コロス!

「ちょっと待つのだ!少しは余の話を・・・。」


俺は、影で箱を作るようなイメージでネコの周りを影で覆う。結○師みたいな感じだ。俺のイメージではコイツを殺せる。

「おい!おヌシ!ちょっと落ち着いて・・・ちょ・・まつ・・・。」

「コレデオワリダ!」

影で作った箱を急速に小さくして、圧縮する。

小さな一軒家程度のサイズだった影の箱はサイコロくらいのサイズになった。



決着がついたすぐあとに、呆然としていたあきらがハッと気がついたように声をかけてくる。

「りんお兄ちゃん!殺しちゃったら契約出来ないよ!ていうか、やり過ぎだよ、正直ドン引きよ。」

あきらの顔は完全に引きつっている。

その言葉をきいて、冷静になった。いくら、殺されかけたとはいえ、やりすぎた。と言うかなぜあんなに殺意を持ってたんだ?なんだか、記憶が・・・ボヤけてるなぁ。


「りんお兄ちゃん、あの子に黙祷を捧げようよ。」

「オウ、すまないな、やりすぎだったよ。」

地面に落ちてる俺が召喚したやつの手に向かって黙祷を捧げる。安らかに眠れ。・・・なんだ?ズボンがなにかに掴まれてる?

「おいっ!あるじ様、いったいどこを見てるんじゃ!コッチを見るんじゃ!なぜ、余の手の方を見てる!余はコッチじゃぞ!」

足下でさっき殺した召喚したやつ・・・ネコの声が聞こえる。きっと幻聴だな、本当にすまない。きっと、墓は立派なのを建てるからな。だから安らかに・・・。


「おい、無視をやめないか!さすがの余でも怒るぞ!と言うか泣くぞ!いいのか!」

仕方ないので、足元を見ると、そこにはさっきの大きい猫を子猫にしたような可愛らしい奴がいた。見た目だけでさっきの奴が小さくなったと分かる。

はぁ?コイツ何で生きてるんだ。


ちょっと急いで書いたので文章がおかしくなりました。多分。いつか直します。

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